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Vol.2【2050カーボンニュートラル カードゲーム体験会】参加しました!

熱中症になったことで、ふと気になりだした地球温暖化
これをきっかけに、『カーボンニュートラル』をよく知るため
『2050カーボンニュートラル カードゲーム体験会』
参加しました。


「自動車メーカー」と「農林業」を体感

このカードゲームは12種類の業種・分野の立場が設定されています。参加した回は、少人数参加のため1名が2業種を担当してゲームが始まりました。

わたし自身は、現実社会でも経験したことのない業種
「自動車メーカー」「農林業」
としてゲームスタート。

最終目標達成を目指し、企業と市民のアクションカードを出していくのですが、あちらを立てればこちらが立たず・・考える、考える。

「あー時間がない!」


ターンを重ねるうちに、
「自社のことだけ考えていても、何も変えられない」
ということに気づき始めました。

「○○なことをやろうと思うんだけど、支援いただけませんか」
「一緒にアクションしてみませんか」
「これをアクションしたら、いいことありそうなんですけど・・」

テーブルを移動し、多方面に声を上げ策を練っていると、あっという間に

「はい、最終ターン残り2分です!」


現実での時間軸と同様に「時間がない」を実感です。

ゲーム予定時間は、ルール説明や振り返りを含めて3時間。
「熱中」しているうちにあっという間に終了です。

「もっとできたことがあったんじゃないか。」
「選択しないほうが、よいことがあったんじゃないか。」

自分自身、反省しきりの振り返りでした。

自分のアクションについては置いといて、
活動で発生する炭素のフローがどうなのか。
目に見えないもの(排出された炭素)の移動を可視化できることで、理解が進みます。

『カーボンニュートラル』とは?

温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。

環境省:脱炭素ポータルより抜粋


「排出量と吸収量を均衡させること」が非常にわかりやすい!

ゲーム前は「このまま何もしないと将来は、恐怖に慄く、地球環境かもしれない」と感じていました。

ですが、ゲームでの深い思考から得られた、多くの「気づき」
「こう考えていけば、こうしていけば、できることも変えられることもあるよね」といった、明るい未来を描ける自分にもなっていました。

ゲームの結果を記したホワイトボード

『未来を担う若年層へ』


学校教育ではすでに、地球環境について学ぶ機会がカリキュラムに組まれていると聞きます。若年層は、身近な問題として、すでに捉えているのだと思います。

でも、もしそうであっても、「姿が見えないものに対しての恐ろしさ」は抱くのだろうと想像します。
将来を生きる若年層が抱くであろう、その恐ろしさを払しょくするには、まず「姿の見えない相手をよく知ること」が必要かとおもいます。

その「相手を知る」きっかけを共有して、今から協働することで、不安が少しでもやわらぎ、「将来が楽しみ」と口に出して言えるこどもたちがいてほしいです。

そんな期待をもつ大人のわたしは
行動をリードしていく「かっこいい姿」をみせられる大人でありたい
・いっしょに考え取り組んでいく姿勢を持ち続けたい
と強く思いました。

『地球沸騰化』

今年の流行語大賞トップ10にノミネートされた「地球沸騰化」
海水温の上昇が養殖サバの大量死をもたらし、その影響を受けた水産業代表者の受賞スピーチが深く私の胸に刺さったのも、このカードゲームを通して体感した、深い思考の末での「気づき」からです。

「地球の環境を一気に元に戻すのは、不可能だと思うが、私たちが今から取り組んでいくことは、決して無駄には終わらない」
~田烏水産の横山拓也さんのスピーチ

朝日新聞デジタル記事(2023.12.1)より引用

ゲームと侮ることなかれ

今回体験したカードゲームは、深い思考をすることで、「自分事」としてとらえる機会を得られます。

おなじゲームを何度やっても、アクションのタイミングや実行力によって、ゲームの展開や結果は毎回違ったものとなります。

また、多様な視点から思考することで
企業の取り組み方を考えるきっかけに大いに役立つと感じました。

今回、体験会を開催してくださった、札幌のファシリテーター様。
そして、体験会でつながっていただいたみなさま。
「熱中」「気づき」の機会をありがとうございました。


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