農家の親父。

今、農家の平均年齢は68歳。これはうちの親父の年齢だ。いまは野菜が高いの安いの言ってるが、平均年齢がこの状態では、近い将来すさまじいショックがこの業界におこることは間違いない。

バブル期の農業経営を謳歌してしまった親父世代は、さも今の状況を何かが助けてくれるのでは?とわずかながらの期待を抱いている。農業の衰退は国家の衰退、は本当のことだが、資本主義社会こと日本においては工業とほぼ立場は変わらないだろう。つまり、農業を工業ベースでやれないのならダメという現実がある。

工業ベースで農業をやろうとすると、必ず親父とぶつかる。このぶつかりによってしっかり基本を押さえてやればなんとかなった農家がつぶれることもある。基本というのは土壌医学検定3級ができればよいと思うが、これを知らない農家があまりにも多いことにも危機を抱く。農業はやめてからまたやろうとすれば、受け継ぐより数十倍の労力がかかる。近い将来訪れる農産物価格暴騰をみすえ、若いこれからの農業者を守っていかねばならない。

私は、田原市民一次産業考察会なる座談会を計画中だ。やるきのある農業者はじめ、多くの方にご参加いただきたい。

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