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不登校日記⑦「気持ちを伝えたい」と思える相手に出会うこと?

こんにちは。山川美々子です。

次女の学校嫌いの理由の1つに、こだわりの強さがあると思っています。
ひらがなや漢字などの文字の練習をするとき、こだわりの強さが邪魔をして、本当に疲弊してしまうようなのです。

私からすると、「読めればいいじゃん」「漢字ドリルの空欄が埋まっていればいいじゃん」と思うのですが、次女にとってはそうはいきません。
お手本をなぞる線ははみ出してはいけないし、自分の思ったような線の長さ、太さ、角度で書けないと速攻ですべてを消し去り、イチからやり直します。

思うように書けないと取り乱し、一生懸命に消す。力が入りすぎて紙がぐしゃっとなり、また取り乱す……この繰り返しです。

そんな向き合い方をしていたら、疲れるしやりたくなくなる気持ちもわかる。だって、漢字1文字、漢字ドリル1ページを、涙なく書き終えたことがないのですから。

文字を書くということは次女にとっては、つらいつらい修行のようなものなんだと思います。

そんな風に、「文字を書く」=「戦い」だった次女でも、私の誕生日や母の日には、長女と一緒になってメッセージを書いてくれます。その時は、「おめでとう」や「ありがとう」など自ら文章を考え、進んで書いてくれるのです。

ああ、この子は書きたいと思ったら、自分の力でちゃんとやるんだ。
そう思いました。

誰だって「やらされている」作業はつらいものですから。

どうしたら、次女が「書きたい」と思ってくれるのだろう。
自分の気持ちを何とかして相手に伝えたいと思ったときに、手が自然に動き、「書きたい」と思うのかもしれません。
(なんだか人類が言葉や文字を発明したときの感動と似ている気がしてきました…笑)

機械的に文字(漢字)を教えようとするより、気持ちを伝えたい相手を探すことなのか。それが次女が「文字を学びたい」「書きたい」と思うモチベーションにつながるのか。

そういう相手とたくさん出会えたら、と願う。

 


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