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元カレのことを五感で一番最初に忘れてゆく感覚とは


五感とはー
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚


この中で別れた彼のことを一番先に忘れていく感覚



それは聴覚



彼の声、覚えてる?

正確にこんな声って、思い出そうとしても思い出せない…


例えば久しぶりに彼の声を聞く機会があれば

あ〜そうそう!こんな声だった!

と思い出す…

あるいは、こんな声だったっけ?

と結構覚えてない…


あんなに好きだった声なのに
あんなに毎日聞いていた声なのに


彼の声が思い出せない…





では、別れた彼の、最後まで覚えている感覚は?


それは嗅覚


大好きだった彼の匂い
彼の付けていた香水
彼と過ごした季節の香り


これらは明確に覚えている


匂いフェチじゃなくても
彼の匂いはフェチになる
それが体臭でも加齢臭でも


同じような体臭の人とすれ違うことはなかなかないかもしれないけれど…


彼と同じ香水を使ってる人に出会ったり、一緒に過ごした季節がまた巡り、新緑の香り、金木犀の香りなどを吸い込むと、懐かしいような、少し胸が締めつけられるような…


もう忘れてしまったはずの人なのに、その香りのせいで、予期せずあの頃にタイムスリップさせられてしまう…




彼の声は忘れてしまっても
匂いは忘れない



これには脳科学的根拠があってー


脳には本能や情動を担当する「大脳辺縁系」と、思考を担当する理性的な「大脳新皮質」という部分がある

「大脳辺縁系」に「海馬」と呼ばれる記憶をつかさどる器官があって、あらゆる情報は一旦短期記憶として「海馬」に保管される
そして何度も思い出すような情報は「海馬」で長期記憶に変換される

実は五感の中で嗅覚だけが、この「海馬」に直接情報を送ることができる
嗅覚以外の五感による情報は、一度「大脳新皮質」を通って「海馬」に運ばれるが、嗅覚の情報は「大脳新皮質」を介さない
(文献一部抜粋)


つまり…

『記憶と感情を処理する脳機能』にダイレクトに伝わる嗅覚に対して、遠回りをしなければならない他覚は、記憶に残りにくい…ということ


従って、記憶と五感を結びつけると、一番記憶に残りやすいのは「匂い」となるんだそう…


人間が記憶を失うことについて研究しているAegis Livingは、忘れる順番を


聴覚→視覚→触覚→味覚→嗅覚


と紹介している



確かに彼の声は忘れた
きっと聴くまでは思い出せない


でも、彼と一緒に聴いた曲や、彼と一緒にいた時に聴いていた曲は、今でも耳に入ってくると、その頃のことが走馬灯のように蘇ってくる…


この現象はどう説明をつけるんだろ…?

彼を忘れても、五感が覚えている


でも、いつかひとつずつ脳が忘れていくんだ…


なんだか寂しいけれど…新しい記憶が増えれば、脳のキャパが容量オーバーとなって、古い記憶を順次消去していくから


いつの日にか彼を五感でも忘れさせてくれるんだね


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