見出し画像

令和5年度安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会①

  令和6年2月2日(金)13:00~15:40の日程で、令和5年度SSH探究活動発表会・成果報告会の1日目が実施されました。

 本日のメインのプログラムは、1年次生によるSS探究Ⅰ(学校設定科目)における「地域創生探究」の発表会でした。また、安積高校のSSH事業や部活動等の活動報告も同時に行われました。

 まず、1、2年次生徒全員が第1体育館に集合し、冒頭に校長先生とSSHを主催する教務部探究主任の先生からお話がありました。
 その後、教頭先生より来賓の皆さんが紹介され、探究係の生徒により開会宣言がなされました。

校長先生の話

 その後、いよいよ、第1体育館と第2体育館に分かれてポスター発表を行いました。

熱気に包まれた会場の様子
SSHシニアサポーターの質問を受ける発表者
発表を真剣に聞く生徒たち

  発表者の熱気に発表を審査する先生方も、本気で悩んでいるようでした。

審査員の先生方

 最後に、SSH運営指導員を代表して福島大学准教授の坂本篤史先生と、審査員を代表して福島大学教授の今西一男先生から、それぞれ講評をいただきました。

講評する坂本先生

 坂本先生からは、1年次生の発表ということで、高校生になってまだ1年経っていないのに素晴らしい発表だった。SSHや探究では、与えたれた学びではなく、自分で外に出ていかないと得られない学びがある。この経験を大切にしてほしい。探究の過程でデータを取る必要があったと思う。そのデータから言えることと言えないことをはっきりさせることが大切である。とお話がありました。また、高校生らしく、もっと欲張って良いのではないか? 自分のやりたいことと社会のルールや制約がぶつかった時、すぐに諦めるのではなくどう両立できるかもがいても良い。もっとやりたいことをやって良い。とエールが送られました。

講評する今西先生

 また、今西先生からは、「人口が減少すれば困る」そんなのあたりまえ。なぜそれを明らかにしたいのかをもっと深く考えてほしい。そうすれば切り口がさらに具体的で鋭くなる。難しいことを言っているように聞こえるが、このようなきっかけは日常の観察にある。また、「全体像」と「個別の話」の往復が大切。ローカルでは面白い話であるがそれが世界とどう繋がっているのか。逆にとても大きな話に見えるものが、自分の身近なこととどう関わっているのか? さらに、自分事として考えることと他人事として考えることの2つの視点が大切である。その時の居心地の悪さや違和感に敏感になり、その違和感がどこから来るのか考えてほしい。と研究する際の重要な視点を教えていただきました。

  なお、生徒の交流として、本日は、愛知県から豊田西高等学校、兵庫県から豊岡高等学校、郡山市のあさか開成高等学校の生徒が来校し、活動発表会に参加してくれました。

 明日は、2年次生の発表となります。また、交流参加校として、大阪府、栃木県、宮城県などからも生徒が参加する予定になっています。

              (文責 鈴木敦)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?