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【R4第10回「開拓者の時間」】ふくしゅうでふくしゅう

 福島県立安積高等学校では、令和4年度入学生より、履修する総単位数を1時間減じて、週に1時間の頻度で「開拓者の時間」という特色ある時間を時間割に設定してます。

 第10回は令和4年6月30日に、「ふくしゅうでふくしゅう 〜人間は〇〇でできている」と題して、進路指導主事による講義を行いました。

 この時期は、夢いっぱいで入学した1年次生が、高校で最初の定期考査を経験したタイミングです。中学校時代には常に上位の成績しか取ったことのない生徒たちが、いきなり驚くような順位を目の当たりにすることも少なくありません。
 そんな時期に、進路指導主事から「レジリエンスとは、困難な状況の中でも、しなやかに変化に対応し、元の状況に戻していく力:回復力のこと。」であるとし、「言葉は思考と感性とレジリエンスを鍛える」そして、「理性も感情も言葉で認識される」ことから、以下のような勇気の出る様々な言葉が紹介されました。

「多様性こそがレジリエンスに繋がる。日本人、女性、黒人、そして軍のベテランパイロット。多様性こそがチームの強靭さに繋がることを、このチームで世界に示したい」(宇宙飛行士の野口聡一さん)

「Life isn‘t about finding yourself. Life is about creating yourself.(人生は自分探しではない。人生とは、自らの創造である)」(バーナード・ショー)

なぜ学ぶのか学ばなければならないのか
あなたの中の多様性を広げ、共感力(エンパシー)を高めるためにあなたの社会貢献(ミッション)の選択可能性の幅を広げるために
学んだことは壊れない。不透明な時代を生きるレジリエンスために
知ることは関心につながる。社会に無関心な利己主義者でないために
そして
それでもあなたはそれをしなければならない。世界を変えるためではなく、世界によって自分を変えられないようにするために
           (マハトマ・ガンディー)            

 講義タイトルの「ふくしゅうでふくしゅう」は、実際に安積高校の先輩の言葉で、考査や模試でなかなか得点が伸びない中、この言葉を胸にあきらめることなくたゆまぬ努力をしたことで、大学入試までにしっかりと実力をつけ、結果に結びつけることができた事例も紹介されました。

 タイトルからも類推できる通り、所々にジョークを交え、最後には安積高の先生方がいかに愛(ai)にあふれているかを説き、楽しくもモチベーションの上がる時間となりました。

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