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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その49)〉

「相生駅→???駅:
   〇〇線 〇〇列車(〇〇〇系)
(※運行管理システムの
  ダウンにより、この時点での
     乗車列車が未定のため)」

ほふぇ!?行先不明っていきなりどしたん!?
と思われるかもしれませんが、今回は前回乗車した姫路発の普通列車に乗って相生駅までやってきた際の続きです。
どうも、この旅(旅・度)もご覧いただき、誠にありがとうございます。
初見さんの方々もどうもこんにちはとは言いたいのですが、今回は前回以前の旅投稿の続きとなります。今回の投稿のみをご覧になられただけではすっかりなんのことやら、頭がこんがらがってしまうのではないかと予想されますので、どうぞ「山陽・北陸乗車記2022年冬『その44(琵琶湖)』」あたりから先にご覧いただくことを、とても強くお勧めします。
僕の旅投稿は言うなれば初見殺しの構成となっています。注意ですが、僕の投稿のとある回だけを閲覧しても、全くもって面白くないように構成しています。全体を通して見ると、ストーリー仕立てになっているように読めてきますので、その点についてはぜひご注意くださいませ。

はい、では今回の本題に入ります。
今回乗車する列車は、前回以前の投稿で前述した、JR西日本岡山支社管内で発生した『運行管理システムダウンによる運休及び列車遅延』により誕生した、岡山支社管内を横断する臨時のロングラン列車ですので定期運用はされていません。
イレギュラーな列車故に従来は存在しない列車なので、旅の参考にしないようにお願いします。

相生駅にて乗り換えた列車には
岡山行きとの文字があるが、
実際は…?
相生駅にて、「岡山行き」と
書かれてはいるものの
実際の行き先が不明な列車に乗車、
これぞミステリートレイン

さてさて、今回乗車する列車ですが、結論から言いますと次のような列車に乗車しました。
もちろん、臨時運転です。
つまり、ネタバレです。

「相生駅→(岡山駅)→三原駅:
  山陽本線 普通列車(113系)」

今回のサブタイトルおよび乗り込んだ列車はこちらとなります。
なんと、相生駅発三原行きというかなりのロングラン列車になります。これも運が悪いというのか、はたまた良いというのか個人的には分かりづらいですが、こんなロングラン列車は滅多に無いので今回は運が良いということにしておきましょう。

前回、赤穂線直通の225系普通列車播州赤穂行きを相生駅にて降りたところから今回の場面は始まります。
相生駅の駅アナウンスにて、山陽本線の相生以西に向かわれる乗客は下車した225系の向かい側に停車中の列車に乗車くださいとの一報が駅構内に流れてきます。
となると、することは一つ。
向かい側に停車中の真っ黄色(末期色)の列車に乗り込むこととします。
そして、その一報を他の乗客達も聞きつけたのか、皆同じくして向かい側の列車に駆け込んでいきます。まさか相生駅での対面乗り換えで乗客が駆け込む光景が拝めるとは思ってもいなかったので少し感動しました。いや、本当は感動してはいけないんですけどね。
ったく、なーにが、駆け込み乗車ごときで感動してんだか、なんてことをお思いかもしれませんが、鉄道ファンからするとこの相生駅での対面乗り換えによる駆け込み乗車は、一種の伝統芸と化していることで有名です。

ネット界隈では、18きっぱー達による相生駅での駆け込み乗車は「相生ダッシュ」と呼ばれ、古くから蔑まされ…愛されてきました。
鉄道ファン内での内輪ネタはやめろ、なんて声も聞こえてきそうですが、もう少しいち鉄道ファンの茶番にお付き合いくださいませ。

青春18きっぷ、それは国鉄が瀕死状態のころから、国鉄の増収策として販売されてきた鉄道ファンの旅手形そのものです。現代版通行手形と言ってもいいでしょう。ただし乗車できる列車は普通・快速列車に限られています。この制限故に、このきっぷはこれまでに様々な文化を作ってきました。夜行快速の「"ムーンライト"シリーズ」、快速ムーンライト九州号の展望室の治安の悪さ、走るスラムとまで卑下された快速ムーンライトながら号の通路、希少価値の高さで有名だった青春18きっぷの常備券(通称"赤券")、各種金券ショップによる分割販売の横行とそれに対抗するためのJR各社による非分割販売の開始、青函トンネル通過用の「北海道新幹線オプション券」の使用難度の高さ、18きっぷで特急列車に乗る方法(佐世保線、宮崎空港線など)、東京から九州まで18きっぷ1枚分で行く方法、などなど数えると本当にキリがないほど、さまざまな文化が青春18きっぷ及び18きっぱー達によって育まれてきました。
その中でも今回取り上げるのは「相生ダッシュ」と呼ばれるものです。相生ダッシュは前述の通り、相生駅乗り換え時に18きっぱー達が駅ホームをダッシュする行為です。
これは姫路方面から相生駅にやってきた列車と相生駅から岡山方面に向かう列車の両数が激変すること、相生駅での列車の接続時分が毎度短いこと、岡山方面の列車の座席の数が少ないことが原因で行われる、いわば伝統芸能のようなものです。もちろん駆け込み乗車は危ない行為なのですが、車両数及び座席数の少なさが原因で青春18きっぷのシーズンになるとよく相生駅にて行われています。派生としては「大垣ダッシュ」、「米原ダッシュ」などがあります。
以上が「相生ダッシュ」の解説となります。

まあ、言うなれば悪習なのですが、この際ネット上で語られてきた、人間が本来から有する悪どさ・欲深さを体現した「相生ダッシュ」をいち鉄道ファンとして眺めることができたため、あ、本当に相生ダッシュはあったのか、と少し感動してしまいました。

…いかんいかん、感動してちゃ、あっという間に座席が取られる。そのため、僕もあせらず足早に列車に乗り込みました。幸い、ひと区画だけ空いていたのでそちらに着席しました。
ちなみに、列車の車内は元々ボックスシートだったものをJR西日本が魔改造して転換クロスシートに更新しているため、乗り心地はとても良く快適です。
乗り込んだ列車には、車掌さんによる列車遅延のお詫び放送が絶え間なく流れています。
「ただいま、当列車は約118分遅れでございます。申し訳ございません。」
いえいえ、車掌さんは全くもって悪くないよ、なんて心の中で言おうとしても無駄かもしれません。言うなれば、ビジネス対応そのものです。乗務員さんたちもそのことは理解済みです。上層部のやらかしが原因で、自分達が乗客に怒られるのはたまったもんじゃありませんが、列車が遅れたことで被害被った乗客がいるのも確かなことなので、この際の社交辞令は護身の為にもしておかねばならないのかもしれません。
とはいえ、乗車した列車は本来相生駅を10時29分に発車し、11時38分には終点の岡山駅に着いているはずの列車です。
118分遅れです。そんなに遅れていると怒る乗客も一人や二人は出てくるはずで、実際に数名ほど車内にて確認しました。駅員さんも大変だな〜と、車内アナウンスを流し耳で聞いていると、「岡山駅に向けて列車を発車します」と朗報が入りました。
お、やったぞ、やっと動いてくれる。12時28分ごろ、列車は119分遅れで相生駅を発車しました。
実際のところ、本来僕自身が乗ろうとしていた列車は、通常ダイヤなら相生駅を12時26分に発車して終点の岡山駅に13時37分に到着する列車だったので、僕としては数分程度の遅れで発車したのかぁと思うだけでした。

有年駅にて
上郡の辺りを走行中

相生駅を出ると列車は119分の遅れを取り戻すかのように猛スピードで国鉄謹製モーターを唸らせて、岡山駅方面に飛ばしていきます。それはそれはとても速く、国鉄型電車の全力を見せつけてくれるような走りをします。
そうか、遅延時分を取り戻そうと運転手さんも必死なんだなと実感させられるほど、113系のモーター音が車内に響き渡ります。またこの列車は遅れを取り戻すためにかなり早めに走行しており、本来乗るはずだった同じ時間帯に走行する別の列車よりも早く走っていることに気づきます。
そして、各駅に停車しつつも気づけばいつの間にか、上郡駅に到着していました。

上郡駅に到着、乗車案内表の上段に
表示されている列車が今乗車中の列車で、
中段に表示されている列車が
本来乗るはずだったが
運休になった列車です
陰陽連絡路線の智頭急行線が
分岐する上郡駅

ここ上郡駅は、山陽本線の駅でありつつ、陰陽連絡路線の一つである第三セクターの智頭急行線が分岐する駅です。また岡山方面、もしくは京都・大阪方面からやってきた特急スーパーいなば号及び特急スーパーはくと号が山陽本線から離れて智頭急行線に乗り入れるための分岐駅でもあります。そんな上郡駅には数分ほど停車したのち、突如用事を思い出したかのように列車は上郡駅を出発しました。上郡駅を後にすると列車は、播磨の山々に囲まれた平野部を走り抜け、兵庫県と岡山県の県境を超え、山陽本線の岡山県内区間に突入します。
バイバイ兵庫県、バイバイ近畿。
それと、ただいま大都会岡山。

山陽本線の岡山〜相生間は
国道2号沿いに
ずっと内陸部を通る
万富駅にて
西川原駅付近にて
(就実大学薬学部)

大都会岡山に入国しても、山陽本線沿線の車窓に変わりはありません。あたり一面、田畑、田畑、ポツんと一軒家、山々、ポツんと一軒家、山間部と平野部に囲まれた沿線風景は、どことなく田舎特有の落ち着きを見せてくれます。
列車は三石、和気、瀬戸などの岡山県東部の主要駅にポツポツととまっていきますが、いかんせんこの列車は遅延中、到着したと思ったらすぐに発車の繰り返しです。大抵の主要駅をバカ停(≒長時間停車)するのが山陽本線(特に山口県区間/新山口駅など)の普通列車の見どころでもあり、悪く言えば18きっぱーにとってのイライラポイントでもあり物資補給時間でもあるのですが、そんなバカ停のバの字も見せてくれないほどこの列車は、主要駅だとしてもすぐに出発していきます。
車内における乗客の流動も、大幅遅延していることが原因か、いつも以上に大きく感じ取れます。約2時間も遅れていますからね、乗車中の列車が特急列車の場合だと2時間(120分)以上の遅れなので特急料金が返却になる程、今回は大幅に遅延しています。
JR西日本に対する岡山市民の愚痴と、1分でも早く遅れを取り戻そうとする国鉄113系のモーター音が車内に響き渡ります。
いち鉄道ファンの僕としては、爆音のモーターを響かせる113系に乗車できたので嬉しい限りなのですが、岡山県在住の沿線住民からするとたまったもんじゃないでしょうね。大幅遅延の原因はJR西日本側のやらかしなので、今回の大幅遅延に限って沿線住民の怒りの矛先はJR西日本側に向かっているはずです。
これ以上書くとJR西日本側が不憫に思われますので、ここまでとしますが、この当時の乗客たちの愚痴は、いまでも頭の中に残るほど強烈なものばかりでした。
乗客たちの罵詈雑言を聞き流しながら、113系のモーター音を楽しんでいると、いつのまにか列車は西川原駅を発車していました。
次は岡山、岡山に止まります。
そんなアナウンスが車内に響き渡りました。
よし、やっと着くぞ〜。
あんぐり顔の乗客たちも一筋の光を掴んだかのように、安堵の表情へ変化していきました。
不安顔だった僕の顔もおなじくです。

ようやく、岡山駅に到着
「相生発岡山経由三原行き」
となった乗車中の普通列車

無事に岡山駅まで到着しました。
相変わらず国鉄天国な岡山駅です。
そんな岡山駅には13時35分頃に到着しました。
実は、本来乗車予定だった列車より2分ほど遅く始発の相生駅を出発し、終点の岡山駅には2分ほど早く到着していました。
この大幅遅れで本来乗るはずだった列車よりも一本前の列車に乗車できて、なおかつ同様のスジで走行しつつ、終点の到着時分は数分ほど早いという結末、これは幸運と呼ぶべきかもしれません。

そんなこんなで幸運なトラブルに巻き込まれた僕ですが、さらなる幸運が舞い降りてきます。
なんと、いま乗車してきた列車がそのまま岡山発三原行きとして引き続き運転されるとのアナウンスが岡山駅構内に響きます。
岡山駅から乗車予定だった岡山駅を13時50分に発車する三原行きの普通列車に、先ほど乗ってきた列車が充当されるとの嬉しい一報です。
こりゃ、とても運がいいぞ。
さっき乗ってきた列車が、これから乗る予定だった列車に化けるわけで、(実質)乗り換えなしで相生駅から三原駅まで行けるわけです。
相生発岡山行きの列車も、岡山発三原行きの列車も本来は別列車同士なのですが、今回に限っては緊急時の車両運用のやりくりで同一車両が充当されるとなると、岡山駅でバカ停をする相生発三原行きの普通列車と解釈しても差し支えはないでしょう。
岡山駅では15分ほど停車しますが、その間に一旦岡山駅のホームに降りて外気を吸いリフレッシュしにいきました。

岡山駅に特急やくも号が入線してきた

岡山駅のホームでリフレッシュしつつ、岡山駅に停車中の多数の国鉄形車両をながめていると、倉敷方面から特急やくも号がやってきました。特急やくも号に使われている381系は日本の特急列車としては最古参の特急型電車であり、最近は登場時の国鉄特急色塗装や往年の特急スーパーやくも号塗装になおされたりと、近年の鉄道界隈では噂が絶え間ない鉄道車両となっています。そんな381系が使用される特急やくも号に今回どこかしらで乗ろうかと画策していたのですが、往路での敦賀駅で豪雪から避難するために特急サンダーバード号に乗ってしまったので、今回はやめておくととしておきました。青春18きっぷ旅なのに、別途乗車券を買って特急列車に乗るのは背徳行為な気がしたためです。
今度、岡山駅に訪れた際は乗ることとしましょうか、と次回の旅のお楽しみとして、岡山駅を去る特急やくも号を見送りました。

さてさて、時刻は13時47分頃となり、三原行きの普通列車の時間も迫ってきました。
列車に少し駆け足で戻り、国道2号と並走する山陽本線の旅を続けることとします。
時刻は13時50分、定刻通り列車のドアは閉まり、大都会岡山を後にしました。
ばいばい岡山駅、バイバイ大都会岡山。
また来るけんね(また来るからね)。
えびめし食べに、シャインマスカット食べにまた来ることとします。

岡山駅を定刻通り後にした列車は、大幅遅延の影響もなく軽やかに岡山県西部、そして広島県東部へ向かっていきます。

倉敷駅にて
福山駅に到着、
福山駅にてごっそりと乗客が下車した
福山駅から分岐する福塩線で
使用される国鉄105系

列車はこの先、倉敷、福山、尾道と地方都市の主要駅に停車しつつ、その間の駅にも止まり、大幅遅延中の岡山・広島地区の地域需要を拾っていきます。
岡山駅からは、立ち客が数名出るほどの乗客が乗り込み、座席はほぼ全て埋まっています。
おそらく倉敷駅あたりで乗客の多くは下車するのだろうと、岡山駅を発車した時点では予想していましたが、結果としてはそんなことはなく倉敷駅を越え、県境を超えた福山駅で多くの降車客が見られました。ここばかりは読みが外れてしまいました。
車窓の様子は倉敷駅を越えると先ほどとは打って変わって、山間部から海岸部へ移り変わっていきます。倉敷を越え、金光、笠岡と停まっていき、岡山駅を発車して約1時間で福山駅に到着しました。前述した通り、乗降客が多くみられます。
この頃になると、僕自身も旅の疲れが身体の各所で現れるようになり、眠気も山陽路の穏やかな陽気とともに襲いかかってきます。そんな眠気を覚ますために、列車が福山駅でバカ停している間に福山駅の駅ホームに出てみることとしました。
福山は広島県東部随一の主要都市であり、福山駅からは山陽本線の他に、地方交通線の福塩線が分岐しています。この福塩線の車両が降りたホームからちらっと見えたので、体を動かして眠気を覚ますついでに観に行くこととします。
ちなみに、福山駅の福塩線ホームは山陽本線のそれとは少し離れた位置にあります。そのため乗り換えの際は少し注意が必要になります。
疲れ切った足をすこし力を振り絞りながら動かし、福塩線のホームにむかう階段を登っていきます。
そして、福塩線のホームに到着。ホームでは福塩線で使用される黒い排障器(スカート)が特徴の105系が留置線に止まっています。この光景も、227系"Urara(ウララ)"が導入されることによりいずれ見れなくなると思われるので記念に記録しておきました。
さて、福塩線仕様の105系も見れたわけですし、相生から乗ってきた列車に戻ることとします。

尾道駅にて
まるで海の上を走っているかのような
山陽本線(広島県東部)の車窓

福山駅を抜けると車窓には大海原が広がります。山陽時の車窓はどこか暖かみを感じるものであり、どの区間に乗車しても素敵なものなのですが、やはり尾道あたりに到達した際の車窓はそれらの中でも群を抜いて絶景なものです。
この広島東部の海岸線の車窓、誰が見てもうっとりすること間違いなしです。新幹線の速さにより犠牲になった旅情たるものがまだ山陽本線には残っています。風光明媚な沿線に鉄路を見出してくれた先見の明ある先人たちにはとても感謝です。そして、遠くは兵庫県の相生駅から広島県の三原駅まで僕を切磋琢磨しながら運んでくれたこの113系にも感謝です。

三原駅に到着、
もぬけの殻となった車内
長時間乗り続けた
クハ111-2113

そうして、ようやく列車は三原駅に定刻通りに到着しました。ここまで、本当に長かった。
ここまで行程が乱れることなく運んでくれたこの113系と、ここまで113系を運転した運転手さんたちにはありがとうと、三原駅に着いた際に心の中で呟きました。

今回、相生駅から乗車してきた
B-13編成
今回の旅のMVPのご尊顔
相生駅から遠路はるばる三原駅まで
送り届けてくれてありがとう

長らく乗車した113系を下車します。
なんだか、旅を共にしたパートナーとの別れを交わすようで悲しいな…。
相生駅からいろいろと振り回されてここまで戻ってきたわけですが、やはりこのようなトラブルこそ旅の深みそのものであり、真の旅のお供なのかもしれませんね。
そんなことを思わせてくれるような乗車体験となりました。
本当にありがとう、113系。
では、三原から広島方面へ向かう次の列車に乗ることとしますか…。

ここまでとても長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
今回が旅のハイライトのような場面なので、ここから先の投稿は少しスパイスが少なめになってきますが、次回以降の投稿もどうぞよろしくお願いします。

今回の投稿はここまでです。
次回以降もお楽しみに!
ではまた!

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