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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その48)〉

「姫路駅→相生駅:
   山陽本線 普通列車(225系)」

みなさま、この度もご覧いただきありがとうございます。
前回乗車した西明石発姫路行きの新快速の車内で、『JR西日本岡山支社管区内で発生した列車の運行管理システムのダウン』により、岡山県内区間での全列車が運休中との情報を手に入れましたが、今回はその続きです。
今回の旅投稿から見始められた方々からするとなんのことやらと思われると思いますので、ぜひ前回以前の旅投稿もご覧くださいませ。
私の旅投稿は基本的に単発で見ても、全然面白くないと思われますので、最初からの閲覧を強くお勧めします。
では、今回の記録も引き続きご覧くださいませ。

姫路のシンボル、姫路城

前述した通り前回、新快速に乗って山陽本線は姫路駅まで戻ってきたのですが、同じく山陽本線の相生駅から先の岡山県内区間で運休中との情報が入ったので、いったん姫路駅の外に出てリフレッシュしたところで投稿を終えました。
さてさてそんなこんなでトラブルに巻き込まれつつも、姫路駅前の広場に出てみたのですが、姫路といえば国宝の姫路城、別名白鷺城とも呼ばれる姫路のシンボルを駅前から目抜通り越しに見ることができます。
今回はこれから先の行程がどう変遷していくか読み取ることがほぼ不可能だったため、姫路城に行くことを断念したのですが、日本一美しい城とも言われる姫路城は近々訪れておきたいですね。
それにしても山陽本線って沿線に城が多いですね。国道2号と同じく、古くから続く山陽路に沿って建設された鉄道路線故に、沿線にも城下町が数多くあるようですね。特に三原駅なんてお城(三原城)の中に駅がありますからね、山陽本線は城好きなのでしょうか。

今回乗車する223系普通列車
播州赤穂行きが7番のりばに停車中
赤穂線直通の
普通列車播州赤穂行き

さてさて気持ちを切り替えたところで、姫路駅に戻ってきました。姫路駅から乗る列車は、赤穂線直通の普通列車播州赤穂行きです。
赤穂線の列車に乗車するのか、と思われるはずですが、赤穂線の播州赤穂以東の普通列車は相生を経由して山陽本線の姫路まで直通しています。そのため姫路から相生までの間、赤穂線直通列車は山陽本線の普通列車としての役割も持ち、相生で岡山方面の山陽本線普通列車と接続していたりもします。
ところで、これから乗車する姫路(相生)〜岡山間は山陽本線における最難関乗車区間となっています。この区間は、列車本数がとても少なく朝夕に偏っており、前述した赤穂線直通列車と接続している場合もあるため、初見殺しな区間となっています。青春18きっぷを使ってこの区間を通過する際は要注意です、ぜひ事前に時刻を調べて乗車するようにしましょう。
そんな山陽本線のなかでも列車本数が少なすぎる最難関乗車区間をいまから通過するわけですが、そんな肝心な時に全列車が運休となるとより一層焦ります。普段、列車が運休の場合はそこまで焦らないのですが、今回はそのような事情もあり、なぜかかなり焦っていました。この区間で手こずると、当日中に博多まで辿り着けなくなりますからね。

いざ乗車、乗客が多かったため
補助椅子に着席

話が長くなりましたが、姫路駅の駅ホームを駆け上がると播州赤穂行きの225系普通列車が停車してました。それでは乗り込んでいきます。
車内は席が全て埋まるほど盛況です。
おそらく、この人たちも岡山県内での輸送障害に連鎖的に巻き込まれた方々だと思われます。
姫路から先の区間は京阪神地区と比べると、普段は閑散としているので列車内で着席するために余裕を持って来たのですが、やはり今回は話が異なり、前回乗車してきた新快速より混んでいました。
仕方ないので、車内の補助椅子に座ることとします。それにしても、補助椅子はこのような事態が発生した際はかなり便利ですね。最近、813系の座席を撤去して話題のJR九州の車両たちにも、JR西日本のような二人がけの補助椅子をつけて欲しいところです。
そんなことを思っていると、列車のドアが閉まり間も無く姫路駅を発車しました。
相生までは無事に動いてくれるみたいでよかったです。

新快速にも使われる225系
姫路以西を軽やかに
走行する225系

姫路から相生までは英賀保、はりま勝原、網干、竜野と停車していきます。先ほど乗車した新快速と同じ車両が使われているものの、今回乗車しているのは普通列車、いわゆる各停です。そっか、ここから博多まではずっと各駅停車に乗るのか、と新快速が恋しくなりましたが列車そのものは速く、さすが新快速に使われている225系なだけありますね。

本来ならそこまで乗客が
多くない区間だが
この日だけ特別多かった

この列車がちゃんと岡山方面の列車と接続しているかどうか、そもそも岡山方面の列車が動いているかわからぬまま、流れゆく車窓を楽しみます。網干などといったこの辺り(姫路以西)は、大都会と言うほどではないものの建物がポツポツと立ち並ぶ地域であり、車窓に映る風景も田んぼばかりの単調なものではないので飽きを感じることはありません。僕自身は流れゆく田畑をずーっと、ぼーっと、じーっと眺めるのは好きなのでどのみち退屈にはならないです。

相生駅に到着、
…あの列車は!?

そんな都市部の車窓を眺めていると、いつのまにか列車は網干駅を出発していました。赤穂線の分岐点、相生駅まであと数分で着く、そんなところまで来ていました。
この時点では相生駅での接続列車の車内アナウンスも無かったため、山陽新幹線を使うしかないかと半ば諦め気味でいました。
ちなみにですが、この岡山〜相生間で山陽新幹線を使って18きっぷワープをするのはかなりお勧めなので、18きっぱーになられた際は、ぜひご検討くださいませ。この区間、日本で2番目に重要な幹線の山陽本線にしては極端に本数の少なさと偏りがあります。

18キッパー名物の「相生ダッシュ」が
行われる相生駅、
駅構内を移動する際は落ち着いて
移動しましょう

そしてようやっと、相生駅に当列車は入線していきますがその直前、車内アナウンスがあり、岡山地区での列車の運転を再開したとの一報が車内にこだましました。
ただ、運行ダイヤがぐちゃぐちゃになっているため、正確な乗り換え列車の案内ができないとのことです。それはしょうがない、ただ、この列車が岡山方面の列車と相生駅で接続してくれればそれだけで大丈夫、そんなのぞみを心の中で握りしめながら、列車が相生駅に入線し終えるのを見届けます。
相生駅に着きました…
なんと、末期色の車両が対面ホームでドアを開けて待ち構えているではないですか!
これにはとても驚き、そして同時にぬか喜びが体の心底から湧き出てきました。
そして、列車のドアが開くと同時にひかりの速さで対面の列車に乗り込みました。

さてさて、この先どうなることやら…?

今回の投稿はここまでです。
次回、相生駅にてダッシュして乗り込んだ列車はちゃんと岡山方面に向かうのか…乞うご期待です。
今回の投稿もご覧いただき誠にありがとうございます。
みなさまの視聴が私の投稿の支えとなっていますので、どうぞこれからも末長くよろしくお願いします。

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