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〈その1 : 2024年春 山陰・北陸・中部探訪乗車記 with青春18きっぷ+α〉

『博多駅→小倉駅:
  鹿児島本線 普通列車(813系)』

この度は私の旅投稿に興味を持ち、今回から始まる旅投稿をご覧の皆様、どうもありがとうございます。『たびびと。』というニックネームで旅しているものです。

さて本題に入ります。今回の鉄道旅の概要ですが、昨今鉄道ファン界隈で話題になっている「北陸新幹線敦賀駅延伸開業&ハピラインふくい開業」や「特急やくも号の新型車両置き換え」のトピックスを探りにいち鉄視点で現地に訪れて旅したものとなっています。とても長い内容の旅投稿となりますが、読者皆様のそれぞれのペースでご覧いただけたら嬉しいです。長い前書きとなりましたが、それではどうぞ、ご覧くださいませ。

ここ博多駅から旅は始まる、
まずは小倉行きの普通列車に乗り込み小倉へ

 日本に鉄路ある限り、鉄道旅は終わらない。今回はそんな言葉に触発される様な旅を博多駅から始めることとする。ここは早朝の博多駅。この日は平日ということもあり、土日のこの時間帯と比べると人出の数も少し多い方かもしれない。
 南の方面からブラックフェイスの普通列車がやってきた。813系だ。JR九州の北部営業地域ではよく見る顔だ。颯爽とやって来ては車両のドアが開く、列車に乗り込むこととしよう。

早朝ということもあり車内はほんの少し薄暗い

 車内は早朝ということもありほんの少し薄暗く、どことなくここ博多から遠くへ運んでくれる風情を感じる。列車の座席に腰掛けるとすぐに車内のドアが閉まり、博多駅を静かに後にする。ぐおんとモーターが唸り出し、僕の長い長い青春18きっぷ旅が始まる。

早朝の千鳥駅にて

 博多駅を出発して数分、車内はなお薄暗い、ただ駅を通り過ぎるにつれて車外が明るさを取り戻してくる。千鳥駅に着いた。客用ドアが開き、そしてすぐに閉まり千鳥駅を後にする。

だいぶ夜が明けて来た、鹿児島本線の車窓
折尾駅付近ではっきりと出て来た朝日に朝の一礼

 この列車は鹿児島本線を小倉に向けて北上する。40分程経ちだいぶ自分の体と列車のクロスシートが馴染んできた。この時はこれからどんな旅が始まるのか、半分計画を立てつつ半分無計画だったため内心不安だったのかもしれない。そんな一抹の不安のもと、赤間駅を通り過ぎたあたりで、車窓越しにこんにちはしてきた朝日を見つめ夜を明かした。もう朝だ、もう折尾駅だ。

今回の旅のお供、青春18きっぷとコンパス時刻表、
全国の18キッパーのお供かもしれない

 ふと脳内で思いつき、窓際にコンパス時刻表と青春18きっぷを並べて撮影してみる…良い出来だ。コンパス時刻表の表紙は、数日後に延伸開業を迎える北陸新幹線(敦賀〜金沢)と、こちらも同日にデビューする山形新幹線用のE8系新幹線車両だ。時代の移ろいを感じ取れる表紙となっている。この表紙を見つめふと思う、今回の旅も時代の移ろいを感じる旅になるのだろうかと。この疑問の答え合わせは後々わかることだろう。列車はスペースワールド駅に着く寸前だ。

スペースワールド駅付近にて
JR九州の列車内に掲示されている
W7系の描かれたJR時刻表を眺め、
いまからW7系に乗りに行くのかと実感させられる

 朝日がだいぶ昇ってきた。空が澄んで見える。北九州エリアに列車が入るや乗客も増えてきた。乗客も多くなり、いよいよ旅も本格的に始まる実感をしたころ、列車は西小倉駅あたりを通った。つぎは終点、小倉駅だ。

終点の小倉駅にて

 列車が小倉駅に近づくや、車内では小倉駅での乗換案内が為される。自分の乗り継ぐ下関行きの列車は小倉駅ですぐの接続らしい。悠長に小倉駅のホーム上にはいれないようだ。
 終点、小倉駅です。乗り込んだ列車を降りて列車の顔をパシャリ。この見慣れた813系の顔を次に見るのはいつだろうかと気になりつつ、足早に次の列車の待つホームへ向かうこととしたのである。

今回はここまでです。
次回は九州から関門海峡をトンネル超えして本州へ、お楽しみに。

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