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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その57)〉
「下関駅→小倉駅:
山陽本線&鹿児島本線
普通列車(415系1500番台)」
前回に引き続き、今回もご覧いただきありがとうございます。
今回は前々回乗って来た列車で下関駅に着いたところから始まります。といっても目的地はすぐ近く、関門海峡を超えた先にあります。
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今回下関駅から乗車する列車はこちら、JR九州の415系1500番台です。この青春18きっぷ旅の序盤の方でも乗って来た列車なので、なんだか恋しくなりますね。今回の旅は遠くは北陸など、本州内の様々な場所へ訪れて来ましたがこの列車に乗ればそんな本州ともおさらばです。
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列車の行き先幕にはシンプルに小倉と書かれています。本州に上陸する際に乗って来た海峡の下を通る世にも珍しい列車です。それでは車内に入っていきます。
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かつては九州全土や関東で幅広く走っていた415系1500番台(通称:銀電)ですが、西九州新幹線開業ダイヤ改正以降はここ関門海峡超えの運用を中心に細々と活躍しています。同時期に電撃引退した白電と呼ばれる415系のグループと比べたら、活躍の機会が与えられてるだけマシかもしれません。そんなこの列車ですが、車内は全体的に明るいイメージです。
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そんな明るい車内とは裏腹に、個人的にもうこの旅も終わってしまうのかとすこし憂鬱な気分にもなってしまいます。ただ、良い言い方に変えれば、それほど思い出に残る鉄旅になったんだなということですね。
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車内に乗り込みしばらくして、列車は静かに動き始めます。バイバイ本州。
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列車は闇夜の下関を後にして、轟音を出して世界初の海底トンネルこと関門トンネルに入っていきます。秘密道具を使って九州へワープしてる感覚に陥りますね。
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列車は関門トンネルを脱出し九州に上陸、この列車唯一の途中駅、門司駅に止まります。ここで九州内に入り電化方式を切り替えるために車内は一旦暗くなります。やはりこの光景を見ると九州に帰って来たんだと思わされます。
ただいま、九州。
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電化方式を直流から交流に切り替え、すぐに列車の自動ドアは閉まり、門司駅を後にします。列車は東小倉の貨物ターミナル駅をかなりの速さで通り過ぎていき…モーター音をずっと唸らせながらとうとう終点の小倉駅につきました。
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小倉駅のホームに降り立ち、一番最初に吸った北九州の空気、ここは九州なのだと再認識させてくれます。まあ、日本内ならどこも同じ匂いかもしれませんね。ただいま帰りましたと実感させられた一コマでした。
今回の投稿はここまでです。
次回は最終回です、何度も重ねてになりますがどうぞ次回もお楽しみに。
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