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269. ずるして勝っても嬉しくない、自分に嘘をつきたくないと気づいた話。

6歳の長女と4歳の次女が競争ばかりしている。

お風呂を入る、
お風呂から出て着替える、とか、

どちらが一番か、スピードを競っている。


一週間前くらいから長女が始めたのだが、
負けてばかりいたのが悔しかったのだろう。
次女が2~3日前から本気を出し始めた。


私がお風呂の準備をして、
「お湯がわきました」とアナウンスが鳴ると
私が「お風呂だよ」と言う前に
次女は服を脱いでお風呂へ向かう。




服が脱ぎっぱなしでカゴに入っていないとか、
シャワーを奪い取ったとか、

「ずるしたから一番じゃない」と
長女が次女に言う。

「たしかに・・ほんとの一番じゃないね」
「あとさ、ずるして一番になっても、嬉しくないような気がするけど」

私がそう言ったら、
次女はぽかんとした顔をしていた。

次女は、まだよく分からないのかもしれない。
どんな手を使っても、ただただ姉に勝ちたいだけなのかもしれない。

でも、そうじゃない?

トランプでも、じゃんけんでも、
ずるして勝っても嬉しい?

ママはあんまり嬉しいと思わないけどなぁ。

長女は、「うん」と言って
少しわかったような顔をしていました。



そうなのよ。
ずるして勝っても
心の底から嬉しいとは思えないんだよね。

もちろん、その相手にも失礼なんだけど、

自分に嘘をついているみたいで
気持ち悪いんだよね。

自分に嘘をつきたくないんだよね。


どんな結果でも
自分に嘘をついていないときは
気持ち悪くはなくて
清々しくいられるような気がするんだよね。



バカがつくほど正直な私は
そう思うのでありました。

でも、そんな自分、嫌いじゃないんだよね。


うん、
大切な気持ちに気づかせてもらったよ。

ありがとうね。

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