見出し画像

【DAY162】それぞれの背景にあるもの

こんばんは、あんです。
今日は、素敵な企画に参加させていただいてました。

どんな企画かというと、

元公務員のシェフ、山口さん
絵本の読み聞かせ活動家、わたこさん
のお二人が主催された、

”絵本とごはんで無邪気なひとときをすごす”企画!


前半は、シェフの山口さんが
体に優しいお野菜中心の
イタリアンのコース料理を振舞ってくださいました。

どれも優しさたっぷりで、美味しい!!

中でも最高だったのは、
スナップエンドウのサラダ。

山口さん自らが、畑で育てた
愛情たっぷりのスナップエンドウ。

めちゃくちゃエネルギー高くて
新鮮で美味しかった!

お人柄がそのまんまウツってました。


お食事が終わったあとは、
わたこさんの絵本の読み聞かせタイム。

正直に言いますと
最初は、
なんで大人に絵本の読み聞かせ・・?
って思ってました。
(わたこさん、ごめんなさい)


でも、実際に絵本を読んでいただいて、
これは大人も楽しめる

いや、もっというと

頭の凝り固まった大人にこそ、
絵本は必要な気がします。

わたこさんが、
1冊の絵本について
こんなことを話してくれました。

「くうき」 まど・みちお作、ささめや ゆき絵

絵を担当した、ささめやさんは、
この絵本のテーマである”くうき”を
どう表現すればいいかわからず、

何枚も、何十枚も、何百枚も
描いても描いても、やっぱり違う、
絵が描けない、どうしよう
と思い悩んでいたそうです。

そんなとき、
「くうき」の中の1シーン、
クジラの絵を描いたとき

「これだ、まどさんが言ってた”くうき”。
もう大丈夫、描けるぞ!」


そこからささめやさんは
次々に「くうき」の絵を描き上げて

10年かけてようやく、
1冊の絵本が完成したそうなんです。


この話を聞いて、
わたしはめちゃくちゃショックでした。

絵本の絵って、
作者がかいた文章の挿絵でしょ
物語を考えるのは大変だと思うけど、
それに絵をつけるだけなんだから

絵が普通にうまければ
そんな難しいことじゃないよね・・
程度にしか考えてなかったんです。

こんなペラい考えしかできない自分が
心底恥ずかしい・・

絵本の表面、
”見えている部”分だけ見て、

その裏側の、
”見えてない部分”を
ぜんぜん感じれてなかった・・

これってまさに、
ゆにわでいつも教えていただいている、

見える世界と
見えない世界の原理、そのもの。


全てのものには
目に”見えている”部分と
目に”見えていない”部分がある。

絵本にも
料理にも、
人にも。

その見えない部分、
(エネルギーと言ってもいいかもしれません)を
感じようとすることで

人生って
何倍にも、
何十倍にも、
豊かにすることができるなあ
と改めて思いました。

目の前に出された1皿の料理、
その背景に、一体どれだけの人が
手をかけてくださったのか


目の前にある1冊の絵本、
その背景に、作家さんたちの
どれだけの苦悩葛藤があったのか


目の前の人の
これまでの人生で
どれだけのストーリーを紡いで
今ここにいらっしゃるのか


想像しただけで、
こうしてご縁を頂けたことは
まるで奇跡・・
ありがたいです。


人も、モノも、
”見えない部分”に思いを馳せて

感謝の気持ちで
毎日を過ごしていきたいな
と思います。

では今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?