ゾンビも怪物もどこか愛着を感じてしまう

Netflix配信の『Sweet Home-俺と世界の絶望』
最新作がまだ配信されていない
楽しみで首の長くしているのだが

一作目のラストが後を引く終わり方だったから
すでに二作目は制作決定していたのだろう

謎のウィルスに感染することで怪物に変身してしまうルールは定番だが
どんな怪物になるのかは十人十色で面白く
その人のトラウマがザコシショウの数百倍誇張した怪物になるのだ
何になるかは自分さえもわからない
何を悔やんで何に怒りどんな傷を抱えて生きていたのか
怪物となってはっきりする
（いやはっきりしなくてもいいのだけど…）
それはとても切なく悲しいものだった

高校生のヒョンスはいじめと家族を失った過去に自傷行為を繰り返していた
その手首は強靭な棘となって無敵の怪物へと変貌していく

ふと、自分はどんな怪物になるのかと想像してしまう
怪物になってしまえばもう自分ではないのだけれど
意識していない深い傷の何が誇張されて何になるのか…
第二形態の自分も見てみたいなどと想像してしまった

---

そして韓国版ゾンビはウォーキングではなくダッシュゾンビなもんだから怖さ倍増で見入ってしまうこれ↓

『今、私たちの学校では…』

守られなくてはならない学校が恐怖の渦にまきこまれ
閉じ込められた高校生たちの生き残るための必死の闘い…
人間とゾンビの中間的な変異が現れ、それもありなのかと面白かった

---

↓異色のホラー系ドラマ

『地獄が呼んでいる』

お告げを受けた者は地獄の使者三匹にタコ殴りにされて殺される…ただ理不尽に

なんだこれはっ？？？と一気見した

標的になる理由は罪のせいだと声をあげる新興宗教の教祖とそれを信じ守ろうと本末転倒していく人間たち

こんな事を思った
人間は突然の不幸の理由を無理矢理探して納得し安心を得る
厄年だから…信仰が薄いから…風水が良くないから…
こんなことを言う人もいる…乗り越えられる人にだけ不幸は訪れるんだよ…


実はそんなものはどこにもないのに
あるのは不幸に見舞われた現実だけだ
そんな人間の弱さを考えさせられるドラマだ

最後にお告げを受けたのは生まれて間もない赤ちゃんで
なんの罪も作り得ない一体なぜ？
そう理由なんて最初から無い…

---

以上がNetflix配信の私的な韓国三大ゾンビ系ドラマ…です

今、私たちの学校では…も二作目が制作中なので
是非パート2配信前に一作目もご覧ください