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自身の足で歩く意義を教えてくれた

どうも「駆け出し」です!
私は「サルコイドーシス」という疾患とともに闘病生活中の理学療法士(リハビリの専門職)です!

本日は「自身の足で歩く意義を教えてくれた」という記事になります。
YouTubeを閲覧していたところ下記のような動画がおすすめとして出てきました。

この方は和田義治さんという方です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病でありながらも、日光街道約140kmを一人で歩く旅に挑戦しました。現在は、利き手の左手が動かなく、右手も動きにくくなってきているとのことです。

ALSは手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉が徐々にやせて力がなくなっていく病気です。この病気は常に進行性であり、一度この病気にかかりますと症状が軽くなるということはありません。体のどの部分の筋肉から始まってもやがては全身の筋肉が侵され、最後は呼吸の筋肉(呼吸筋)も働かなくなって大多数の方は自力で呼吸をすることが困難となります。

私はこのような進行性の疾患ではありません。しかし、全身のさまざまな臓器に肉芽種(類上皮細胞やリンパ球などの集合でできたもの)ができるサルコイドーシスという疾患であり、今後どのようになるかわかりません。

和田さんのように自身で生きる意味を見出して、いつか体が動かなくなるという現実から目を背けず、ひたすらに歩き続けています。何気なく歩いているということは当たり前ではないことを痛感しました。

和田さんは動画の中でこのように言っていました。
「病気になっちゃったと塞ぎ込んで、家に閉じこもってたらどんどん病んでいく。歩くことで僕自身の気持ちが前向きになる。今できることだったり、やりたいことをやっていた方が自分のことを好きになれる」

この言葉を聞いて「最近、塞ぎ込んでしまっている自分がいるな」と痛感させられました。そのため、日課であるウォーキングを早朝だけでなく、夕方にも実施することにしました。気持ちを少しでも前向きにさせるためです。

また、歩くということは「物事への考え方」とも似ているかもしれません。歩くことと同じように物事を前向きに捉えて、進み続けるしかないのかもしれません。ただ、ときには休憩を設けて歩みを止めることも必要だと思います。そして、再び歩み続けます。その繰り返しをすることで目的地に辿り着くのだと思います。

歩くとは人生そのものではないかと思います。
歩み続けるしかないのです。


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