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修士論文を終えて

どうも「駆け出し」です!
私は理学療法士というリハビリの仕事をしながら研究をしている大学院生です!

本日は特別編ということで「修士論文を終えて」というタイトルで記事を書きます。



Chapter 01 大学院に行った経緯

私が大学院に行った経緯について説明します。私は昔から一つものに対する執着心がすごいため、理学療法という学問に出会ってからひたすら勉強をするようになりました。ちなみに高校生までは全然勉強もせず、部活動に勤しむ学生で勉強方法もわからない状態でした(笑)

そのような感じで、大学4年間勉強をし続けてきた訳ですが大学4年生のときに「病院へ就職するか?」or「大学院へ進学するか?」を迷う時期がありました。ここでどのように決断したかは、自分が最初にどのようにしたかったかを基準にして考えました。私の大学では、大学院生の方が授業補助として参加していたため大学1年生の頃から関わる機会がありました。当時大学1年生だった私は、その大学院生の方に大学院というのはどのような場所かをよく聞いていました。大学院生の方と関わる中で大学院への関心が高まっていきました。そして、その大学院生の方が6年後の副指導教員になる方なのですが、このときは知る由もありませんでした(笑)

このように「理学療法という学問に興味を抱いたこと」「当初から抱いていた大学院への関心が高いこと」の2つから大学4年間が終了してすぐに大学院への進学を決めました。


Chapter 02 大学院という場所

次に大学院で何をしていたかについて説明します。私の大学院では毎週月曜日に英文抄読会とプログラミングの授業、毎週木曜日に統計学の授業がありました。一番大変だったのは英文抄読会でした。この英文抄読会は毎週担当が決まっており、その週の担当者が自分の研究テーマに関する英文を大学院の先生および大学院生の方々の前でプレゼン形式で発表します。これが本当に緊張しました(笑)

ただ、この英文抄読会を通じて「説明力」の重要性を痛感しました。1年目のときは、説明してもなかなか伝わらず「どういうこと、もう一回説明して」というフレーズを毎回言われていました。当時の私の発表は内容を詳細に説明していたため、結局この論文における重要な点はどこなのかを伝えられていませんでした。2年目は論文中の重要な箇所を掻い摘みながら説明することで「どういうこと、もう一回説明して」というフレーズがなくなりました。

いずれの授業も夜間実施していたので、日中は何をしていたかというと他の病院や施設で非常勤として勤務したり、大学生の授業補助に入っていました。なので、平日の日中に自宅にいることはなく夜に寝るために帰宅していました。この生活に慣れるのに3ヶ月はかかりましたね(笑)


Chapter 03 大学院で得たもの

次に大学院で得たものについて説明します。私が大学院で得たことは3つあります。一つ目は、「まずやってみる」ということです。大学生までの私は何か新しいことに挑戦しようとする際に踏み止まったり、面倒くさいなと思うことが多々ありました。その度に、挑戦しなかったことに後悔していました。これの性格の変えたのは、現在の副指導教員(通称:にぃやん)だと思います。この人は本当に「わんぱく小僧」です。なんでもかんでもすぐにやりたがります。私は何かしらの決断を迫られるときにぃやんに背中を押されていました。実際にやってみて成功や失敗することも多くありましたが、それ以上に新しいものを得ることの面白さを知ったのです。その影響により今では背中を押されなくても勝手に自走しています(笑)

二つ目は「肯定することをやめる」ということです。これは大学院生の方(通称:まつにぃ)との日常会話から得たものになります。「なるほど」「そうなんですね」という肯定文は会話が途切れてしまい発展性も欠き、次の話題にも繋がらないと思います。しかも、「こいつ、肯定しかしないから話が面白くない」って思われる可能性もあります。その人と会話する機会がなくなり新しい発見が減少すると思います。そのため、「へぇ〜、そうなんですね!でも、それってこんなことも言えませんか!?」「本当ですか!詳しく教えてくれませんか!?」などのように会話を展開するようになりました。

三つ目は「疑う」ということです。大学生のときには、どうしても当たり前を当たり前と捉えてしまう場面がありました。ただ、大学院に入学すると当たり前を当たり前と捉えなくなります。理由としては、論文を読む機会が増えるからだと考えています。論文中に記載されていることがすべて正しいとは限りません。研究の目的と結論の整合性を欠いているものや実験デザインが誤っているものなど、様々あります。大学生のように「これはこれ」と捉えていては質の良い研究はできないと考えています。


Chapter 04 修士論文を終えて

結論から言うと「大学院は楽な場所でない」と思います。私自身、楽しかったことより大変だったことが多かったです。さらに、修士論文を書き終えてホッとした気持ちよりも「人間としての厚みの薄さ」を痛感しました。研究に関する知識だけでなく、一般常識など様々なことを知る必要があると思いました。大学院を通じて、「成長した部分」「自身を知れた」ということは貴重な経験でした。


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