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患者さんの対応って難しい

こんにちは!歯科医師Hachiです!

先日、訪問歯科で伺った患者さんで、

初診の患者さんだったのですが、

右上に1本だけ歯が残ってて、あとは入れ歯が入ってました。

主訴は入れ歯が痛いとのことで、そこは調整してすぐに痛みをとってあげました。

その入れ歯は何十年も前に作られたもので、正直適合は悪く、患者さんの娘さんもこれを機に新しく作りたいとおっしゃられてました。

そして残っている歯は、もう指でも抜けるくらいグラグラしていました。

なので、新しく入れ歯を作る場合は、この歯を抜いた方がいいとお伝えしました。

その日はそうですねー。よろしくお願いします。という感じで何の問題もなく、終わりました。

ですが、後日電話がかかってきて、

「新しい入れ歯を作る意味がわからないし、歯も抜きたくない」とのことでした。

新しい入れ歯は、むしろ娘さんの方から話し出したことで、僕からは作った方がいいなんて言った覚えはありませんでした。

一つ反省点をあげるとしたら、確かに初診で初めて会った患者さんに歯を抜くという言葉を用いたのはショックを与えてしまったのかなと反省してます。

グラグラの歯が勝手に抜けて飲み込むと危ないといった理由づけで説明すべきでした。

自分の中ではテキパキ処置をして痛みもその日のうちに取ってあげれたので、初診対応としてはそこまで悪くなったと思ってたので、すごく反省しました。

一方で、別の患者さんの話ですが、本来抜歯すべき歯を患者さんの希望を伺いながらなんとか残す方法なども説明していました。

そうして、時間をかけながら対応してたのですが、結局は抜歯となり、直接言われたわけではないですが、もう少しスムーズに抜歯に誘導してほしかったみたいな感じのことを言われました。

こちらとしては、なんとか残す努力をしてたつもりなのですが、患者さんは必ずしも残して欲しいと願うとは限らないということですね。

日々いろいろ葛藤しながら対応してますが、まだまだ患者さんの望みをキャッチできてないんだなと痛感しました。

これからももっと精進します!

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いします!

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