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ブラック病院で管理栄養士として4年勤めた結果・・・

こんにちは!
2児ママこはねです。
みなさんは今働いている仕事が楽しいですか?
または働いていた仕事が楽しいですか?
現在フリーランスを目指している私ですが、
その経緯について書いてみました。

ブラック病院で働いた結果・・

結論:自分のやりたい事ができず社畜になり
疲弊して鬱状態になりかけました。

ワクワクして入職した1年目

私が病院の管理栄養士を目指したのは大学4年生の時。
病院実習で管理栄養士さんが患者さんに栄養指導をする姿を見て「かっこいい!」
と思ったからです。
病院の管理栄養士は採用枠が狭く、倍率が高かったけど果敢にチャレンジして晴れて合格。
なりたくて仕方なかった病院の管理栄養士になれて私はワクワクで胸がいっぱいでした。

理想と現実とのギャップ

いざ、仕事をしてみると理想の仕事とは程遠かったです。

  • 電話をとれば医師や看護師に罵倒され、ミスを擦りつけられる

  • 給食業務や雑用ばかりでやりたい栄養指導ができない

  • 人手不足で月60時間の残業は当たり前

  • 上司は気分屋で機嫌が悪いと話しかけづらい

全然自分のやりたい事ができない・・
そんな苦しみもあったけど『せっかく入職できたのだから文句言ってたらダメ!』と自分にムチを打って身を粉にして働き詰めでした。
当時は『仕事=辛いものから我慢するもの』というイメージがあったので頑張ることができました。

募る不信感

2年目になると委託していた給食業務の会社のトップと私の直属の上司がとても仲が悪く、ついに契約を解除してしまいました。
そのため更にやりたくなかった給食業務をやる結果になりました。

(給食業務とは)
・患者さんの給食の盛り付け
・配膳点検
・食べ終わった後の皿洗い

特に私は患者さんが食べ終わった皿を洗う事が大嫌いでした。
臭いや不衛生感がどうしても苦手。
でも上司が言う事は絶対だからやらざるを得ない・・
そして自分のやりたかった栄養指導は1件もできていない。
なんだか虚しくなり自分は何のために病院の管理栄養士を目指したか分からなくなっていました。

更に職場の人間関係が悪くなる

人手不足が原因だったので、新しく調理師や管理栄養士を採用して大嫌いな給食業務は一気に減りました。
嬉しいと思った束の間、予想外の事が・・
そう、入ってきた管理栄養士さんとのウマが合わず最悪でした。
私よりもひと回り年上で他の病院でも経験を積んでいた人でした。
そのためか他部署からの電話は出ない、業者が来ても検品もしない・・いわゆる「私は雑用をやらない」という雰囲気が全開に出ていました。
経験があってもどんな業務でもやるべきではないか?と思っていた私は不満でしかなかった
そして一番違和感を感じたのは上司の対応。
言いたい事を言いやすい私や同僚にはキツく当たるのに、新しく入った管理栄養士さんには何も言わない。
その理不尽がどうしても気に食わず、だんだん仕事の環境も嫌いになっていきました。

自分は自分で頑張ろうと思ったけど・・

それでも他人は他人。と割り切ってやっとできるようになった栄養指導をガムシャラにこなしました。
月のノルマは80件あって、そのうち60件は私がこなしていました。
自分なりに結果を出して頑張ったつもりだけど、月末に上司に言われた一言は軽く「ありがとう」のみ。
頑張った件数は明らかに違うのにみんな一色担。
頑張った報酬はない事はもちろん、労いもないのか・・と落胆。
そして「来月はもっと多い件数を取ろう」と追い討ちをかけられて意欲が一気に下がった。

転職活動を始めた

この病院では環境が最悪でモチベが保てないからもう嫌だ!と思って転職活動を始めました
求人サイトを片っ端から見て、応募して採用試験に向けて勉強をしたり面接練習をしたりとやれるだけの事は全力でやりました。
病院で3年勤めた経験もあり、新卒に負ける自信がなかった。
だけど全部不採用
神様に見放された気分で絶望しかなかったです。

一つの光が見えてきた

私は何もやる気が起きず、仕事は淡々と済ませて休みの日は廃人のようにボーッとしていました。
だけど、本を読む気力があったので家事などそっちのけで大量の本を読み漁りました。
何冊か読んでいるうちにふと1つの考えが浮かんできました。
「本当に勤めに行くことしか選択肢がないのか?自分でできないのか?」
そう思った瞬間に今まで眼中になかったフリーランスという道がブワッと広がりました。
そして一気にワクワクした気持ちになり「そうだ!フリーランスになろう!」そう思ってフリーランスについて片っ端から調べまくりました。

すぐにやめる決意をした

いきなりやめるのはリスクが大きかったのでとりあえず、収入の柱を増やすために副業で物販に挑戦しました。
そしたら自分が思った以上にのめり込んで、本業よりも圧倒的に楽しくて夢中になりました。
こうしてつまらない本業をやっているのが【人生の無駄】だと感じ副業で大して稼げていないのに辞める決意をしました。

辞表を出してから周りの目が気にならなくなった

上司に辞めると言ってから心が晴れやかになり、自分らしさを取り戻した気分でした。
そして何より変化したのが、【上司の顔色を伺わなくなった】事。
すごく気分屋の上司だったので、何か聞きたい事があっても「何?」と冷たく言われるのが苦痛で仕方なかった。
でも辞めると決断してから『もうこの人と一生関わる事ないからなんて思われてもいいや』と本気で思っていたので顔色をイチイチ伺うのをやめました
また、辞めるとなった瞬間に仕事を客観的に見れるようになりました。
『この会議いる?』『議事録作る時間が無駄なのでは?』『カンファレンスに参加しているだけって無駄じゃない?』
ほとんどの業務が無駄に思えて【ここで学ぶ事はもう何もない】と思って何の未練もなく潔くやめました。

振り返って思うこと

今から思うと入職したては【働く=嫌な事を我慢する】というイメージしかなかったです。
上司に言われたら嫌な仕事でも絶対引き受ける。
しんどくても弱音を吐いてはいけない、休んではいけない、迷惑かけてはいけない。
でも1日8時間と起きているうちの大半が仕事の時間。
その仕事時間が辛い=人生も辛いって悲しくないですか?
我慢して生きるほど人生長くない。
会社の代わりはいくらでもいるけど自分の代わりはいない。
自分の心の声をしっかり聞いてワガママに生きたっていいんだなって思いました。

最後に伝えたいこと

今勤めている会社が辛いけど頑張って働き続けている方は立ち止まって考えてみてほしいです。
「本当にここでずっと働かないとダメなのか?」
世の中に会社は何千社とあります。
苦しい思いをしてまで会社に居続けなきゃいけないのか?
仕事が苦しい=人生の大半が苦しい
そんなの辛くないですか?
もっと心の声に従って自分が本当にやりたい事に目を向けて人生を好転してほしいなって思います。

最後まで読んでいただきいただきありがとうございました!


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