破産して海外へ?

20代の相談者
若くして飲食店を開業したものの一年で閉店

相談者「海外で仕事オファーもらってて.. 破産でもして国外に行こうかと…」
僕  「海外行く人は破産が認められないよ、多分」
相談者「え!?」

海外に出る人の破産処理を、弁護士や管財人は嫌がります。
清算中にいなくなると処理が面倒ですし、下手すると途中で消えられる可能性だってある。
仮に受け入れても、値段が高くつく場合はあります。

以前、破産依頼をされた弁護士が、所有資産の処理で困窮。
クライアントもタイに移住してしまい、お手上げ状況となりました。
その後クライアントからこちらにホワイトナイトの依頼が来て弁護士の処理をサポート。以来その弁護士は我々のメンバーとして提携をしています。

僕  「海外に行くなら尚更早めに処理をしたい方がいいよ」
相談者「そうですね。早く次に進みたいです。」
僕  「だったらね…」

正直、借金作って海外に逃亡かよ!?というツッコミもなくはないですが、こんな若者に1000万以上の貸付を大した審査もせずに行う金融機関もどうかしてます。
保証協会に加入させれば、それで良し。
安易な貸付を行う「貸し手の責任」もまた同時に感じたものでした。

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