雲の変幻をとらえる
雲と霧の違いってご存じ?
一言で言ってしまうと、雲は空に浮かんでいるもの。霧は地面についている状態のことをいう。
山にいると、その変幻する雲をじかに受け止めることができる。
雲の成分は、空気中の水分が細かな粒になっているものだが、さまざまに変化し、面白い形や色、天候の変化なども教えてくれる。
この変化をとらえるだけで、何冊もの写真集ができるはずだ。
ちょっと外れるが、雲にまつわる熟語がたくさんある。
雲煙《うんえん》・雲霞《うんか》・雲海・雲際《うんさい》・雲集・雲散(雲散霧消《うんさんむしょう》)・雲水・雲霧・暗雲・彩雲・瑞雲《ずいうん》・青雲・風雲・浮雲・密雲・暮雲・雷雲・暁雲・星雲・戦雲・巻雲《けんうん》・層雲・巻積雲《せきそううん》・積乱雲など。
言葉の中にも、これだけ変化に富んだ雲がある。
写真を撮る者として、これを撮らない手はない。
晴天がもたらす青空に浮かぶ雲。心地よい穏やかな情景だ。
層になっためずらしい雲。朝の太陽光を浴びて一層色と形の変化を見せてくれた。
太陽を雲に隠し、露出をアンダーにすると、PLフィルターがなくともこのように彩雲が現れる。PLフィルターを駆使すると、もっと彩雲になる。
まだ紅い太陽、霧の中から見ると、霧の微小な粒によって拡散され、紅のグラデーションが現れる。(霧の中でも撮影)
太陽を背にし、雲の中に現れる現象で、「ブロッケン現象」「山の妖怪」と言われる。
太陽とは反対方向に現れるもので、自分の影の周りに虹の輪が浮かびあがる。
※山のいろいろな名前は、ドイツ語が多い。それはドイツが発祥だから。英語でロープと言われるがドイツ語で「ザイル」と呼ぶなど。
料理の名前は、フランス語が多いのは、フランス発祥が多いのと同じ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?