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帰宅拒否の始まり 

私が育ての母親に引き取られてから3年後 妹が産まれた

妹が生まれてからというもの 幼稚園に通っていた私はとにかく家に帰るのが大嫌いだった

なぜなら 家に帰れば怖い母親がいる 顔を見るだけで怖くてなにもしゃべれなかった

あの頃の家は集合住宅で 家族の部屋は別だが トイレは共同だった記憶がある

確か2~3世帯住んでいたと思う

部屋はキッチンと居間の2部屋 狭い所で家族4人で暮らしていた

母親が怖いからと言って自分の部屋はない

と言っても私はまだ3~4歳だった

幼稚園から帰る時「帰りたくない」といつも泣いていた

幼稚園の先生を困らせていた

そんな私を見て幼稚園の友達は 私の母親に

「またひかるちゃんが泣いてるよ」と言いつけていた

そしてまた私は怒られる  毎日これの繰り返し

あのお友達は今何をしているのだろうか…  ちょっとあの時の文句が言いたい気がする

更に身体が弱かった私 2~3日おきに喘息発作を繰り返し幼稚園を休んだ

食べ物の好き嫌いが激しかった私 食事の時間になると毎回泣いていた

とにかくいつも泣いていたのだ

そのせいか 今はドライアイである…



続く

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