桜もち

初めまして。noteは初心者でまだよくわからないのですが、がんばって投稿します!よろし…

桜もち

初めまして。noteは初心者でまだよくわからないのですが、がんばって投稿します!よろしくお願いいたします m(_ _)m

最近の記事

自己紹介(今さらですが…)

こんにちは!ここで簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。本当は初投稿でするもののようですね…気がつきませんでした(^o^;) 名前☞   桜もち(変える可能性あります…) 性別☞   女性 星座☞   乙女座(半分位当たってません) MBTI診断☞    INTP(結構当たってます) 登録しているサブスク☞       YouTubeプレミアム(広告無しを体験したらもう戻れなくなりました)          Audible(ながら読書できるなんて最高です!)   

    • 認知症の母がホームに入るまで⑦~母の笑顔

      (見出し画像は母が好きなシクラメンです) 1ヵ月後おそるおそる面会に行くと、母は 「良く来てくれたね」 と笑いながら言った。こんなに穏やかな笑顔は一人暮らしをしている時は見たことが無かったし、ひょっとしたら生まれて初めて見たかもしれないと思った。わたしは2ヵ月前のできごとが無かったかのように、母と楽しく過ごすことができた。 それからは定期的に母に会いに行き、 ホームの許可を得て外食することもある。 母は 「こんな老後もあるんだねえ。考えたこともなかったよ」 と言って笑う。

      • 認知症の母がホームに入るまで⑥~入所直後の混乱

        ※今回の記事はショッキングな内容を含みます。不快に感じるかたもいらっしゃると思うので、申し訳無いのですがその部分は有料にしました。尚返金申請もできます。 数日後にケアマネジャーさんからわたしの家の近くのグループホームを紹介された。 「施設長とも話したことがありますが、信頼のおけるかたです。人気の施設なので早めに見学に行かれたほうがいいですよ」 と彼女が教えてくれたので、母とわたしはすぐに見学に行った。 そこはできて数年の新しい施設だった。どこもかしこも清潔で、リビングには

        ¥100
        • 認知症の母がホームに入るまで⑤~一人暮らしの限界

          ある日実家に行くと、母はまたお金が無いと怒り、通帳を返せとどなった。 わたしは引き出しと財布を確認した。お金はやはり無かったが、財布には1枚のレシートが入っていた。それは近くの食堂のレシートだった。たまには外食でもして母の気をまぎらわせようと思い、最近二人で出かけたのである。母は喜んでいたかのように見え、レシートを頂戴と言うので渡したのだった。 そのレシートには母の震える筆跡で、 「バカと食事」 と書いてあった。 わたしは怒りを通り越して虚無感に襲われた。こんなに時間と

        自己紹介(今さらですが…)

          認知症の母がホームに入るまで④~消えるお金

          市役所に相談すると、介護申請を勧められ、包括支援センターを紹介された。わたしはすぐに申請し、速やかに認定された。ヘルパーさんに来てもらうこと、デイサービスに通うことが可能になり、母にそのことを説明した。 母は「赤の他人に家に入られるなんて嫌だ」「そんな年寄りばかりの所に行ったって面白くない」などと言って渋っていたが、一度だけ試してみよう、と説得した。結局母はヘルパーさんに来てもらうこと、デイサービスに通うことをそれぞれ週2回受け入れた。それ以上はどうしても嫌だと言ったからこ

          認知症の母がホームに入るまで④~消えるお金

          認知症の母がホームに入るまで③~孤立感

          免許を返納した後母の行動範囲がかなり限定されることは予測がついた。幸いなことに母の住む実家には、本数は少ないがバスで乗り換えなしで行くことができる。車の無いわたしは今までより頻繁に実家に行くようにした。 それでも毎日行けるわけではないから、わたしは母の徒歩圏内で親しい友人がいれば、と考えた。母は道端で会えばおしゃべりする程度の知り合いはいたが、それ以上に親しい友人はいない。母はプライドが高く気難しい。表面上はにこやかに話をしていても、大抵の人を母は気に入らなかった。そのため

          認知症の母がホームに入るまで③~孤立感

          認知症の母がホームに入るまで②~免許返納させるには

          それから一年位は何事もなく過ぎた。母は気が向くとわたしの家にやって来て、たわいもない話をして帰りたくなると帰っていく。多少物忘れをするようになり、同じことを何度も聞くことが増えた。ただ日常生活に差し障りがあるわけではなく、年のせいかなとわたしは軽く考えていた。 その頃のわたしの気がかりは母の車の運転の事だった。母は戦前生まれの女性には珍しく、20代の頃から車を運転していた。 「嫌なことがあっても運転してると忘れられる」 と母はよく言っており、運転しない日は1日たりとも無かっ

          認知症の母がホームに入るまで②~免許返納させるには

          認知症の母がホームに入るまで①~認知症の始まり

          「あんたにお金なんて渡す必要無いわ」 と母はわたしを睨みつけながら言った。 十年ほど前のことである。母は膝を痛め手術が必要になり、自宅近くの病院に入院することになった。当時母は80歳になったばかりで、実家で一人暮らしをしていた。わたしは実家からバスで一時間くらいのところに夫と小学生の子供と一緒に暮らしていた。 母は孫が生まれた時からたびたびおかずやお菓子などを持って車で我が家にやって来て、半日ほど喋って帰って行く。わたしは母と幼少期の頃からの葛藤があったから、母のことはさ

          認知症の母がホームに入るまで①~認知症の始まり