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プレイングマネジャーについて思うこと

プレイングマネジャーと言う言葉を聞いたことはありますか?
プレイングマネジャーとは、現場の業務を担当するプレーヤーと、
部下をまとめるマネジャーの両方の役割を担う人のことを呼びます。
主に、課長職に多くいますが皆さまの上司・同僚・部下はどうでしょうか。
マネジャーの業務だけをやっている方はいらっしゃいますか?

2023年に産業能率大学とHR総研が共同で日本企業の人事・教育部門の
担当者を対象に、ミドルマネジャーに関する人事施策の実態調査を
実施したところ98%がプレイングマネジャーとして働いており、
状態化していることが判明しました。

働き方改革や少子高齢化に伴う働き手不足など、様々な要因により、
年々働き方の改善に着手しなければいけなくなっていますが、
プレイングマネジャーの問題に対して、
会社はどれほど真剣に対応できているでしょうか。

これまで働いてきた中でいくつか企業を見てきましたが、
仕事が属人化してしまい、誰かに仕事を振ることができなくなることで、
仕事が溜まり、年を重ねるごとに目標値だけが上がり、仕事が更に課され、
がんじがらめになっているプレイングマネジャーが多くいました。
そして、しまいにはサービス残業や無断で休日出勤をしてしまう方も
いらっしゃいました。
そして、この仕事なら自分でもできるから任せて欲しいとつて得ても、
皆こう口をそろえて言います。

「自分でやるから大丈夫。だって自分の仕事だから」

ここで問題が2つ発生していると思います。
1つ目はプレイングマネジャーの方たちは深夜まで働くことが当たり前と
若いころに教え込まれているので、限界が来ても働き続けてしまうこと。
2つ目はそんなプレイングマネジャーの姿を見て、自分も同じように
頑張ろうと思う部下がどれほどいるのかです。

現代は男性でも家事・育児を女性とまではいかないものに、
役割分担を決めてこなすことが当たり前になりつつある時代です。
部下は上司を上司が思っている以上に細かく見ています。
ワークライフバランスを重視している部下たちに
継続して働いてもらうために、また、体を壊さず、長時間労働をする
プレイングマネジャーが現れないために、まずは
プレイングマネジャーやそれに近いミドル層から改善していなければ
会社の継続的な繁栄につながらないのではないでしょうか。

私が思う改善案としましては、下記項目を会社の全員で
考えることでしょうか。
・売上の目標金額が正しいか
・働き方改革をしながらその目標を達成できるか
・仕事が属人化していないか
・仕事時間が一定の人物に偏っていないか
・プレイングマネジャーでもマネジャー業務を無理なくこなす
 環境を会社全体で作ることができているか
・なんでも雑談できたり、相談できる風通りの良い職場の雰囲気を
 全員で作ろうとしているか

まだまだ私には、この課題を考え、改善していく知識も力もありません。
なので、この問題を1人でも多くの方と一緒に考えたいと思っています。

1人でも多く、大変な環境から脱することができれば、
世の中がもっと明るくなるのではないでしょうか。

長文になりすみません。
この課題について考えてもらえるきっかけになれば幸いです。


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