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YouTuberのショート動画から考える 〜アンチとの付き合い方〜

最近、YouTubeのショート動画でとある方法を用いた動画を見かけるようになりました。
それは、他の動画に寄せられたアンチコメントをキャプチャし、その画像をショート動画が始まった瞬間大量に載せ、それに対して驚いたり悲しむ表情を見せて、アンチコメントに対抗してアクションを起こすと言う方法です。

例えば、美容系YouTuberが「ブサイク」などのコメントを表示させて、アンチを黙らせるメイク術を披露するといった感じですね。

これは非常に上手いテンプレートだなと感心しました。
アンチに対して謝罪や自分を卑下したりせず、登録者や中立の立場にいる人達を味方に付けることができるからです。
2:6:2の法則でいう、2:6の部分です。単純計算ですが、8割を味方に付けることができる方法とも言えるでしょう。
何故かと言いますと、アンダードッグ効果と言い、人は劣勢に立たされた人が魅力的に見えて、応援したくなる心理が働きます。
アンチに屈せず、立場が逆転する、この真理を活用しているのです。

SNSの発展により視聴者の声がダイレクトに届くようになりました。
極端な発言ほど目立ちますので、対処を誤ると炎上してしまいます。
その極端な発言を逆手に取るこの手法は企業も見習うべきではないでしょうか。

何でも誤ったり、値下げをしてしまうと、負のスパイラルに足を突っ込んでしまうことになります。
一度マイナスにしたことを±0に戻そうとするだけで極端な人達は騒ぎ立てます。
全ての意見なんて聞くことはできないのですから、改善につながる意見だけ拾い上げ、アンチは逆手に取る方法を取ればブランディングが楽になるでしょう。

私もとあるイベントを運営しているのですが、「無茶苦茶だ」という意見に対してはスルーしています。改善の仕様が無いのと、アンチは言いたいだけ言って、こちらを良くしようとは思っていないからです。
取捨選択をする術も身に着けると意外と改善につながる意見を見つけやすくなりますよ。
是非、やってみてください。

◆参考
・THANKS GIFT
2:6:2の法則とは?パレートの法則との関係、組織作りへの活かし方まとめ

・ELEMINIST
アンダードッグ効果とは? 意味や具体例・活用例をわかりやすく解説

・東洋経済オンライン
ネットで「過激な発言」ばかり目に入る根本理由
中庸な人が発言をやめてしまう特殊な言論空間


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