#142 挨拶+αの言葉を付けてみる
海外に来ると気のせいか人と人との距離が近くなる印象があります。
その要因の一つに、挨拶+αの言葉があります。
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今いる西アフリカのベナンでは、公用語がフランス語です。
当然のことながら、挨拶の言葉があり、
朝の挨拶は、Bonjour(ボンジュ―)
午後の挨拶は、Bonsoir(ボンソワー)
感謝の言葉は、Merci(メルシー)
日本語では、それぞれ「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」にあたります。
久し振りにベナンでの生活を始めて「そうかここは日本ではないのだ」と感じたことに、この挨拶があります。
言語そのものというよりも使われ方で、挨拶がとても気軽に使われているのです。
今ホテルに滞在しているのですが、ホテルの受付や掃除する人、ガードマン、スーパーの店員、レジの人など、対面したときやすれ違う時など、初対面だろうが何だろうが気軽に「ボンジュー」と声を掛け合います。
私だけかもしれませんが、日本では同じような状況で挨拶するものの、半ば儀礼的な面があるのですが、ここに来ると自然に挨拶を交わしています。
自然に挨拶を交わしていると、これも自然に親近感が湧いてきて、挨拶+αの会話が増えてきます。
「ボンジュー、サバ?」(おはよう、元気?)
「ボンソワー、サバ?」(こんにちは、元気?)
「メルシー、ボンジュルネ」(ありがとう、良い一日を)
「メルシー、セジャンティ」(ありがとう、やさしいのね)
この挨拶+αの言葉を使えるようになると、自然と人間関係が築かれてきてその後の会話に発展していきます。
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日本語になくフランス語にある挨拶に似た言葉に「Bon appétit(ボナペティ)」があります。直訳すると、「良い食欲」になります。
食事の前の「いただきます」に近い表現で、食べ始める時に誰からともなく「ボナペティ」と声を掛け合い食べ始めます。
便利なのが、食事をしている人に対しても使えること。レストランに入った時や出る時、食べている人に「ボナペティ」と声を掛けることで、和やかな雰囲気になります。
一方で日本語にありフランス語にないのが「お疲れ様」という挨拶で、直訳すると「Bon travail(ボントラバィ)」となります。
以前、作業している人に使ってみると「メルシー(ありがとう)」と返答があり、言いたいことは分かってもらっているようなのですが、私以外でこの挨拶を使っている人を見たことが今までありません。でも個人的には感謝を伝えたい気持ちを上手く表現できるので、これからも使い続ける予定です。
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たかが挨拶。されど挨拶。
意識して、挨拶+αの言葉を付けてみようと思います。
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