#158 ストレスは役に立つ
毎日の生活の中でストレスを感じる時があります。
新しい生活環境に置かれたときや、
プレッシャーがかかる状況に追い込まれたとき、
責任ある立場に置かれたときなどです。
そんなストレスを感じる状況になると
「こんな状況がいつまで続くのかな」とか
「ストレスばかりで疲れるな」とか
否定的な感情が生まれてきます。
そんな時、どう対応すればいいか。
対応方法の一つとしては、
「ストレスは役に立つ」
と考えることが紹介されています。
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そもそも、「ストレスは害である」という
考えが広く一般的に広がっています。
ストレスは現代最も多い健康問題である
ストレスは6つの主要な死因と関係がある
ストレスは気分変動、情緒的消耗感、
記憶障害などの症状を引き起こす恐れがある
等々です。
「ストレスは害である」と考えることで、
ストレスの原因に向き合い対処しようとせず
ストレスを紛らわせることに走ったり、
人間関係や役割・目標に対して目を逸らせ
改善する行動をとらなくなったりします。
その結果、問題を大きくなり
取り返しのつかないことになります。
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一方で「ストレスは役に立つ」と考えると、
ストレスを感じる事実を受け止め認識し、
その原因に対処する方法を考えたり、
情報やサポート・アドバイスを求めるなど
変化を起こすための対策を講じます。
特に印象的だったのが
ストレスがあることで
社会的関係性が構築されるということ。
ストレスを感じる状況というのは
多くの場合、自分一人では対処できないときが
多いように思います。
仕事でも困った時や分からないことがある時
(=ストレスを感じる状況になったとき)
相談したりアドバイスを求めたりします。
そこで新たな社会的関係性、人間関係が
築かれることに繋がります。
また、ストレスを感じる状況に置かれることで
これまでの目標や考え方を見直す機会になり、
新しい行動を始めるかもしれません。
逆にストレスを感じない状況では、
敢えて動こうとする気にさえならず、
現状に甘んじることになるかもしれません。
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とはいえ、ストレスに感じることすべてが
役に立つと考えないといけないというわけでも
ないと思います。
良いところと悪いところを認識した上で、
上手く付き合っていきたいところです。
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