#165 腹をくくること
「元気があれば何でもできる」
故アントニオ猪木さんの名言ですが、シンプルな言葉だけに含蓄を多く含むように思います。
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仕事を進める中で、技術的な話題、専門的な話題になると、知識や洞察の深さや論理性、相手とのパワーバランス等々いろいろと考え込んでしまいます。考え込めば考え込むほど、上手く事が運ぶか心配なり、逃げ道を作っておいた方がいいのでは、と余計な考えに時間を割くようになりがちです。
「プロジェクトのトラブル解決大全」の本を読み進めているのですが、この本の最初にあるの言葉が結構気に入っています。
それは「腹をくくること」。
「腹をくくる」の由来には諸説あるようですが、戦国時代武士が戦場へ向かう前に帯をくくり締め直す仕草から来ていると思われます。
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本のタイトルには「プロジェクトのトラブル解決」とありますが、「腹をくくること」はトラブルがあってもなくても共通するように思います。プロジェクトを始めるときには、上手くやろうとか、失敗しないかなとか、欲や心配がつきものですが、それを踏まえた上で、先ずは「腹をくくる」と決めると、重心低くどっしり構えていられる気がします。
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「腹をくくること」
逃げ道を探し始めたい気持ちになるときは、心に留めておきたい言葉です。
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