私は不倫していた。58話:数日

更新が数日空いてしまった。楽しみにしてくださっている人がいるなら本当にすまなく思う。特に忙しかったわけでもなく、飽きたというわけでもない。

単に書かないことに挑戦してみただけだ。元々noteを始めたきっかけは私が誰にも言えない関係をどこかで誰かに話したかったからだ。橘さんとのことはもちろん誰にも公にはできなかった。実際今も話題が出せるのは現実世界ではせいぜい一人(気のおけない同期女子)のみで、その話題ももうほとんど出さないようにしている。
関係が終了してからはさらに凹んだ時期が続き、今もnoteに書くことは私の精神の安定に一役買っている。と言ってもかなり立ち直って単に寂しいだけの中年なのが今の私の現状だ。

そんな中、この数か月で出来た友人が恋愛について大変な悩みを抱えている。具体的に詳細はもちろん言えないが、彼女は彼との関係に複雑な要素が絡んでいて大きな葛藤を感じている。
私も同じような立場だった経験もあり、非常に共感できる状態のため何かしてやりたいが中々何もしてやれていない。
少しばかり話を聞いてあげるくらいしかできず、歯がゆい思いをしている。
実はこの友人に立ち直るまでの時間を支えられていたのは内緒だ(笑)
現在、私にとってかけがえのない人になっている。

noteで今までのような記事を書いてきて、すごく驚いたのが婚外恋愛に真剣になる人の多さだ。そして、当たり前だが、みんな心の底から真剣に恋愛している。愛し、愛され、傷つき、喜び、まさにこれが恋愛というくらい思いっきり恋愛している。もちろん、世間的には中々に理解されずらい関係の恋愛が多いため、直接現実では口に出来ない。いわば同志と私は思っている。
私も含め、本気の恋愛は楽しくて苦しい。でも、だからこそ深くはまる沼のようなものでそこは大変「居心地」が良いのだ。
普段の肌寒いような感覚から外れ、温かくまとわりつく沼のようでそこに浸かっている間は、とても心地よい。そして気が付くと岸が見えなくなり、抜け出すすべがなくなっていたりする。
しかも、なんとなく「抜けなきゃいけない」とか思わせてくる沼なのが、こういった形の恋愛だと改めて思う。

でも、ホントは抜け出す必要なんかないのだ。よほど苦しければ抜けるのもいいが、結局は自分で決めてその沼に足を踏み入れている。どんな言い訳をしても自分で決めたのだ。だって、みんないい大人だから。
私もそうだった。気が付けば浸かっていたといいつつ、浸かることを選んだのは自分自身だ。だから、苦しくてもある意味自分で選んだ結果なのだ。
さらに恐ろしいのが苦しいのに、驚くほど心地よいという矛盾を感じたりする。これにハマるともう元の生活には戻れない。

今また恋愛したいなぁなんて思い始めている。久しぶりに自分勝手な語りをする。だって、これは私のnoteだから何を書いてもある程度は自由なはずだ。
読んで気を悪くする人がいたら申し訳ないとだけは一応言っておこう。
でも、皆さんも知っての通り私はまあまあのクソ野郎なので改めて言うまでもないが、こんな都合のいいことを望んでいるのだ。

今私が望んでいる恋愛の形は以下の通りだ。
①お互いに既婚者
そうであるがゆえ、距離感を保てるのではないか。また、リスクは高いが双方が秘密を守ろうとする思いが強い気がする。
②出来れば違う職場
同じ職場のリスクの高さは橘さんで学習済みだ。
③離婚して一緒になろうと思わなくても付き合っていきたいと思える関係
実は離婚する気はない。色んな理由があるが、今の私は現状そうするつもりはない。

こんなに都合よい考えの元、恋愛しようとしている。
というかぶっちゃけこうやって条件だの都合いいだの言っているから、寂しい状態から抜け出せないだけかもしれない(笑)

ああ、今日も内容がなくてすまない。
そして、また今日も夜が訪れる。
家に帰ってきたが、色んな意味でとても寒い。

にゃお。

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