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季節の移り変わりと農園の野菜と草花

腎臓病の夫との、静かなバトルの日々16

私と夫と貸農園の野菜たち


農園の数々の失敗について、新しいものから思い返してみます。
この春初めて蒔いた、春蒔き大根、薹が立つ事も無く、上手に育ってくれて、見事に大根が実りました。しかし、収穫してみたところ、身が硬く一つも食べられそうにはありません。


冬には上手く出来て収穫できた大根


去年植えていたきゅうりは、人から頂いた種を育てて苗を作り、日の当たるところへ棚を作って屋根の様に這わせて作りました。大きなきゅうりが次々なり始めたのですが、食べてみると実全体が恐ろしく苦くて食べる事は困難でした。試食する前に人に差し上げてしまって、申し訳なかったです。


ゴーヤの花です。


2年前には畑一杯に育ったかぼちゃ、3種類4本の苗から30個ほどのかぼちゃが実っていました。大きさも十分で、一体どうやって食べようかと、とらぬ狸の皮算用をしていました。茎が枯れ始めて収穫したかぼちゃは、水分が多く、とうがんやウリに似た食感で、煮るとべちゃべちゃになり、溶けてしまいました。


かぼちゃパイとかぼちゃジャム


 
まだまだ、数えきれない失敗話があります。





食べられるものが採れるのは、夏の間のミニトマト、ナス、ツルムラサキ、冬の高菜とサニーレタス、紫玉ねぎくらいです。たまには、買わなくても済むくらいは採れたりします。

昔、小玉のスイカも作りました。苗を育てる事は難しく、一本でしたが、10個くらいのスイカが採れました。しかし、その次の年からは、ネズミにかじられるようになり、立派な実が育ち、出来た傍から大きな穴を開けられてしまうので、ここでスイカを作ることをやめました。
畑にはモグラが沢山いて、土の中に通路の穴を掘られているようです。そこを通って、ネズミがやってくるみたいです。

ともかく私と夫の農園は、失敗だらけでほとんど良い事がありません。元もとれません。

姉も、夫婦で農園をしていますが、受け継いだ自分の畑で、機械なども使うので野菜の出来は全く違います。ホウレンソウや、小松菜、白菜、大根、売っているものとほぼ変わらないものを作り、家族や親せきに収穫してお帰り、と声をかけてくれます。
近くに住んでいないので、たまに送ってくれる事があります。

農業を続けて行くには仕事として収益を上げられる計画が最も大事です。
肥料も必要ですし、水やり、温度管理、支柱を立ててやりその都度のお世話をします。きちんとした製品にして売り上げを上げる計画の通りに進める事は簡単ではないです。たまたま沢山収穫が得られても、何処へ出荷するかなんて情報は入ってくるわけでもなし、あふれる野菜と格闘して、消費することになります。

ディルとパクチーは花盛り


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