詩77　夜が泣いている

夜が泣いている
皆が楽しくやってるよ
ガヤガヤとはおさらばさ
僕らはセミリタイア
静寂に孤高に清貧さ
もう人にはおさらばさ
ギターと君と畑と
太陽と風と川のせせらぎ
いつ死んでもかまわない
この命捧げるよ
君に全て捧げるよ
愛は恋は詞に出来る
だけど覚悟は行動で示す
それは九州男児の性さ
不器用で馬鹿にされても
君は支えてくれる
クズで阿呆の喜劇劇場を
見つけてくれてキスしてくれる
喧嘩して添い寝して笑い合う
全て君の為の魂を邂逅させて
死に向かう運命をドライブする
嗚呼　夜が泣いている
月が死んだ漆黒の孤独を
君だけが照らす
世界の全ての人間が脇役
俺は金を稼ぐよ
君はずっと一緒にいてくれ
シンプルライフの平和な小さな家
早々と自給自足でボランティアの日々
いつ死んでもかまわない
今の幸せを邪魔させるなよ何者か
嗚呼夜が泣いている
ブスが謳うにはコツがいる
イケてる奴にはかなわない
でもそれでもよい君がいるから
女は興味ない男も興味ない
他人なんて一切合切さようなら
美しい世界へ二人で生きる
また夜がきて月が曇り
星星が街灯のように
酔いどれの男を照らすだけ
コンビニと酒と１日が終わるだけ
今日も１日生きてしまった
でも君がいるから恥を貯金する
嗚呼夜が泣いている
嗚呼夜が泣いている
嗚呼夜が泣いている