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詩73 クリスマス16日前に雪が降る

クリスマス16日前に雪が降る
黒を白に染めて震えた身体を笑う
青春は彼方に酒にさ迷う放浪記
大人は気楽だが退屈
本質から遠回りの日々
それでも活字を追いかけてる
非現実を言葉は癒してくれる
現実はヘルマン・ヘッセ車輪の下
それはそれで必要な社会貢献
時を断捨離して物語に余白を作る
熟成ワインのように発酵の美学
我々の空虚な叫びを詩に
感謝されないH2Oに向けて
何度でもしつこく贈る詞
心は恋だの愛だの語り尽くすけど
目の廻りはガン無視独走状態
孤独になって頑固になって虚しくなって
観念や理想じゃその手は握れない
瞳を開いてスマイルしてね
喧嘩や意地は捨てて隣人を抱きしめて
あなたが死んでしまう前に
クリスマス15日前に雨が降る
白が黒に濡れて震えた頬に涙と微笑む






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