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私とエッセイ

私はエッセイを読むのが好きだ。理由は主に2点ある。

一つは、話が比較的短くなっているという点だ。多くのエッセイは、ある出来事について考えたり感じたりしたことを書いたものになってくるので、自ずと小説等に比べてコンパクトになる。これなら、集中力の続かない私でも気軽に読むことができる。

もう一つは書き手の経験を疑似体験することができるという点だ。諸事情で好きなように外出しづらい自分にとって、この側面は非常に大きな価値がある。特に私は芸能人の方のエッセイを読むことが多く、もっといえばラジオパーソナリティの方のエッセイが好きだ。テレビでの一面、ラジオでの一面、エッセイの中での一面、その人の多くの一面を知ることでより一層その人のことが好きになるし、エピソードも立体的に捉えられるようになるから、疑似体験としてもよりリアリティがでる。(あとはシンプルに話がおもしろい。)

そんな具合にエッセイが好きな私だが、一つ読む上で心がけていることがある。それはなるべく分割して日数をかけて読むということだ。エッセイにはその人の考え方や人生そのものが色濃く出ている。だからこそ、それを早々と読み終えてしまうのは、なんだかその人の人生を過度に消費しているような気がして嫌なのだ。(実際には本を一冊読んだくらいで、その人のことがわかるなんてとんだ勘違いなのだけれど。)

昨今は、SNS全盛の時代でこれまで以上にいろいろな人の言葉に触れる機会が多い。だが、どうせなら自分の好きな人たちの言葉に囲まれて生きていきたい。それは自分にとって都合の悪い言葉を避けることにつながるかもしれないが、それでもかまわないと思っている。

今日、注文していた4冊のエッセイが届いた。どの本もゆっくりと楽しんで、その人たちの人生を味わって読んでいきたいと思う。



おすすめのエッセイ等がありましたら是非教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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