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あなたの生歌から全身で受け取った日。



奥行きを感じること。
全身で受け取ること。
自分の心と対話すること。





ぼくは、全身で受け取ろうと必死だった。


あなたに出会って、
あなたの歌を聴いて、

感情をのせて魂で歌うことができること。

音楽を作ったり、奏でたり、
歌ったりすることは、
プロでなくても、自分が楽しいやり方で、
楽しんでいいし、いろんな楽しみ方があるということ。

不器用なくらい真っ直ぐに、
全力で感情を込めることで、
相手の心を響かせたり、
応援したりすることができること。



あなたからの全力を身体全体で受け取ることで、
その歌詞を、メロディを、
より深く、より濃くできるということ。

そして、相手を感動させることだってできるんだってことを。

あなたに教えてもらったんだ。


優里くん。
ぼくはあなたに出会って、
音楽が好きになった。

今度横浜アリーナでライブをやるくらい
有名になっても、
レッドブルのライブイベントで
幕張メッセでいっぱいにできるくらい
人気になっても、

全力で曲を作って、
全力で感情を込めて、
全力でぶつかって、
全力で当たって砕けて、
全力で楽しむことを忘れないことを
体現している人をぼくは他に知らない。

そんなあなたから、
あなたの生歌を全力で受け取ること。
それは、ぼくのこの上ない幸せだ。





この前、「かがみの孤城」という映画を見に行った。
優里くんが作詞作曲した「メリーゴーランド」が使われている映画だ。

この曲がサブスク配信された時、

「ぼくはこの曲を受け取りきれていなかったんだ。」

そう気づいたのは、この映画を見た後に聴いたあなたのライブの時だった。

好きになるってどんな事? 
新しい自分に会う事
好きと口にできなかった事

メリーゴーランド 優里

優里くん。
あなたは、なんでこの曲をかがみの孤城の曲にしたの?

優里くん。
あなたは、なんでこの曲のタイトルをかがみの孤城で出てこない「メリーゴーランド」という名前にしたの?

直接聞くことはできない。わかってる。それでも。

あなたがこの曲をライブで歌っている姿から、
全力で届けようとしているあなたに、あなた以上に全力で受け取ろうとしたら。

その歌詞の意味、タイトルの意味、メロディー、歌声、歌い方…

あなたがくれる目に見えない些細な情報も含めて全て、
受け取ってみたいと思ったんだ。

前にあなたのライブでメリーゴーランドを聞いたことがあったけど、その時は受け取りきれなかったから、

今回は全力で優里くんにぶつかって行くって決めたんだ。


かがみの孤城の物語を思い浮かべながら、
登場人物の行動、想い、設定…その子たちの気持ちになってその人の思考回路に落とし込んでいく。

そして、その状態で、目の前にいる優里くんが、全身を使って全力で何かを伝えようとしてくれているものを、
ぼくもかがみの孤城を重ね合わせながら「全力で受け取りたい」という想いを強くする。



意識が戻った時には、大粒の涙で溢れていた。
次の曲も、その次の曲も、
始まった瞬間、大粒の涙が流れるくらい、
涙腺が崩壊してしまった。


止まらなかった。



気づいてしまった。
かがみの孤城の話を「メリーゴーランド」と例えた意味に。

かがみの孤城に出てくる子供たち7人は、
みんな違う時代から集められた人たち。

それぞれ一人一人が生きている時代を「メリーゴーランドの馬の椅子」と例えて、

その時代を生きている子供たちが、自分の時代にいる時は、どんなに頑張ってもそれぞれの時代同じスピードで時が過ぎていくから、追いつかない。

メリーゴーランドは、その馬の椅子の場所が固定されて決まってて、どんなにくるくる回っても相手との距離は一定で追いつくことはできない。

そんな共通点を見つけて、「メリーゴーランド」って名前つけたんじゃないかって。それで、メリーゴーランドに例えてこの曲を書くことにしたんじゃないかって。

優里くんに聞いたわけじゃないから、本当かはわからない。

だけど。

そう解釈した時、自分の中のパズルのピースが合わさった時のように、しっくりきたんだ。

だからか…!って。

そしたら優里くんのその作詞センスに感動して、大粒の涙を流してしまったんだ。

そこからは、全身で優里くんの熱量を感じる度に涙が溢れてきた。もう後半は何をきっかけに泣いたのか自分でもよくわからなかった。

優里くんの全力の「音楽が好き・楽しい」を受け取ったら、心に響いて泣いちゃったんだ。こんなに泣いたの初めてだよ。


優里くん、ありがとう。

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