ヒマラヤ百系チャンネルで見る用途地域〜商業系・工業系〜
これの続き。
商業系・工業系の用途地域は、道路斜線制限、隣地斜線制限が適用される。
容積率を求める際、前面道路の幅員が12m未満の場合の法定乗数は原則6/10。
用途地域〜商業系〜
近隣商業地域
キャバレーや風俗店以外の商業施設なら、だいたい建てられる。
作業場の床面積が150㎡以下で、危険性や環境を悪化させるおそれが少ない工場も建築可能。
西池袋通りは、起終点を除き近隣商業地域である。池袋駅周辺と比較して落ち着いた雰囲気なのは、商業地域と近隣商業地域の違いなのだろうか。
商業地域
最も制限が緩い用途地域。
風俗店もOK。
指定建蔽率8/10。
サンシャイン60通りというか池袋駅周辺は、商業地域となっている。夜間に一人では歩きたくない地域。
用途地域〜工業系〜
準工業地域
工業系なのに、近隣商業地域なみに制限が緩い。
風俗店はNGだけど、キャバレーはOK。
作業場の床面積が150㎡超で、危険性や環境を悪化させるおそれがやや多い工場も建築可能。
東村山市のイエローハット付近(22:40)から終点の二柳橋まで、ほぼ準工業地域の中を歩いている。
準工業地域は町工場が多いところが指定されるというイメージだったけれど、けっこう大きい工場も建てられるんだな。
工業地域
危険性が大きいか、又は著しく環境を悪化させるおそれがある工場を建てられる。
幼稚園、小学校、中学校、高校は建てられない。
この辺りは鶴見線を境に、北が工業地域、南が工業専用地域となっている。本動画では浅野駅前を除き、鶴見線の北側、つまり工業地域側を歩いている。
住宅はあるので人は住んでいるのだろうけれど、あまり快適そうな環境ではない。
鶴見線沿線はいかにも工業の街という雰囲気だが、工業地域に高層マンションが建っている場合がある。私用で台場へ行った帰り、豊洲駅行きの路線バスに乗ったら乗客に小学生が多かったけれど、あれは自宅マンションが工業地域に建っていて近くに学校がないから路線バスで通学していたのだろう。
工業専用地域
工業地域以上に制限が厳しい。
住宅は建てられない。
図書館もダメ。
川崎市に入ると、鶴見線の北も南も工業専用地域となる。交通量が多い上に空気が汚くて、歩いて全然楽しくない。住民を気にする必要がないからこその環境の悪さ。ここで働く人の健康は大丈夫だろうか。
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