ロケット
1997年9月9日(火)
自転車で土手の道を北へ向かっていた。ガチャガチャ漕いだ。自分の前に人がいるのが嫌だったから、ガンガン走って追い越した。
ロケットのようなものが黒に向かって飛んだ。自分がロケットだったようだ。胴の両側に筒が着いていてオレンジの炎を発していたから。
意外な気持ち。そんなに遠くへ往くの?
黒が大きくなるのだった。
悪の黒ではない。
宇宙が生まれるような。広がって満ちるような。
女の額から白い炎が出てわたしの額に来た。熱くもなんともなかった。
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