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「イクメン」という言葉がよくない。

教員以外の育児に注力している男性の声を集めています。

先日、私が高校生のときからお世話になっている美容師さんに話を伺いました。

こちらの美容師さんは、会社の中でも初、県内全域でみても男性美容師で初の育休を取得した(自称)とのことです。

夢…家族と幸せに暮らしていく事
さすがです。

家族を大切にされていることもさることながら、
店長として店のマネジメントに尽力されており、
ことあるごとにいろいろな企画を打ち出しています。
なかなかやり手な美容師さんだなぁといつも思っています。

5年前に子どもが生まれたときに5日間の育児休暇を取得


たったの5日と思うかもしれませんが、美容業界で男性美容師が育休を取得するだけでも相当なことのようです。
美容師は個々に顧客をもっていること、また技術職であることから、はさみを持たなければその技術も下がってしまうことなどから、長期に渡り仕事を外れるのは、食い扶持を損なうことに繋がりかねないとのこと。

・個人事業主は特に厳しいと思う。自分が育休取得できたのも、会社がそれなりの規模でフォローアップがあるからこそできた。

・会社の福利厚生を向上させる一環として男性も育児休暇を取得できるようなったのが約10年前。以前は社会保険のなかったそう。

・奥さんから「取りなさい。」の一言で決心した。

・周りの反応も悪いものではなかった。男性が育休を取ることに肯定的な反応が多かった。

・お客さんも「いいですね!」「すてきですね!」という反応だった。

・育休中かどうかは忘れたけど、離乳食講習に奥さん、お子さんと一緒に行ったそう。

・育休中はとにかく子どもと一緒にいるように努めていた。

・子どもとの時間を大切にしようという意識が芽生えていった。今現在、子どもとの関係が良いのもその成果だと思う。

男性が育児を行うこと

・男性も育児休業を取得したり、積極的に育児に参加することによって、女性が自分の好きな仕事を続けることができたり、キャリアアップしたりできるようになるはず。
(男女共同参画社会の実現につながるはず。)

・子がいる男性でう〇ちのオムツを替えたことがない人がいると聞いて驚いたことがある。

「イクメン」という言葉がよくないと感じる。
夫婦で協力して育児を行うことはごく自然なことなはず。
「イクメン」という言葉が育児を行う男性を特別視していることに繋がっているのでは?

・育児休業を取得するにあたっては、その人の仕事ぶり、貢献度はとても重要だと思う。例えば、普段の仕事ぶりが評価されないような人が育休取得というと、休みたいのだろうという気持ちが出てきても不思議ではない。普段から貢献している人なら逆に応援されるはず。


育児を楽しみ、積極的に行う男性、または、将来そのような人生を送ることを望む男性の略称で、イケメン(イケてるメンmen、またはイケてる面(顔)の両説あり)をもじった造語。育メン、育menとも表す。2007年(平成19)ごろから女性誌や育児雑誌にイクメンをテーマにしたウェブサイトや男性の子育てを扱った記事が頻繁に掲載されるようになった。
~~~中略~~~
2010年6月、長妻昭労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行(はや)らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させたのをきっかけに、同語は一気に浸透した。

HP コトバンク イクメン(読み)いくめん
日本大百科全書(ニッポニカ)「イクメン」の解説 より

「イクメン」がもてはやされているということは、まだ日本全体が男性が育児に参画することへ意識が低いということなのでしょう。

たしかに、私自身、育児をしていて「すごいですね」「えらいですね」と言われて悪い気分はしない反面、なにかモヤモヤしたものを感じるのは、このあたりが原因なのでしょう。

イクメンプロジェクトが始動して10年以上が経ちます。

確かに、時代は少しずつ動いているのでしょう。

しかし、本当の意味での男女共同参画社会には程遠いのでしょう。

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