マダミス「オフライン」「オープン会」への参加ハードルの高さを痛感した話

すげーおもしろい記事をみつけました。

これらの記事の元になったアンケートは、2020年10月中旬に行われています。

【アンケートの情報】
実施媒体:Questant
全体設問数:最大30問(分岐あり)
実施期間:2020/10/15 AM1:15~2020/11/1 AM1:30(約2週間)
総アクセス数:2413アクセス
回答者総数:365名
※アクセス制限により、1人1回のみ回答受付け
※以降のN数は該当設問での回答者数であり、任意回答の設問N数は総数よりも下回ります

https://note.com/dangobug/n/nf3bac074b9d4
より転載

日本でのマダミス人気が拡大していった時期、かつ、外出してのエンタメ体験が厳しかった時世ですね。

2023年末の現在と状況は異なりますが、いまでも通じる貴重な情報が満載です。

1報目
■男女比はバランスよく、30歳前後が中心である。
■住まいは東京を中心に関東圏(全体の約61%)と大阪が多数。
■プレイ作品数は約84%が100回以下、最大ボリュームは21~50回。
■マーダーミステリーの作品を発表したことがある回答者は15%程。

2報目
■回答者の2割強が2019年8月以前、6割がコロナ蔓延前の2019年12月以前にマーダーミステリーを初めてプレイしている。
■回答者の約17%の初プレイタイトルは『王府百年』、同率で『約束の場所へ』である。
■回答者の約45%がオフラインよりもオンライン作品のプレイに大きな比重がある。コロナ蔓延以降の2020年1月以降に初プレイだった回答者のみで見た場合、約77%がオンライン作品に比重が大きい。

https://note.com/dangobug/n/n445ada25d44d
より転載

以下、とくに参考になった部分を転載させていただきます。
オンラインでのマダミス経験が多かった回答者に対しての質問です。


オンライン参加への比重が大きかった回答者に、なぜオンライン作品のほうが多い理由について質問しました。(Q10、必須回答:N=163 ※Q8で「OFF:ON=0:10」あるいは「OFF:ON=4:6~1:9」を選択)

 時勢柄もあって家でできるという理由に多くの票が集まりました。「コロナ!」と力強い自由記述回答をいただきました。

 その他、「オンライン作品のほうが数が多いから」「地方/海外に住んでいるため」「身内卓にしやすくて楽しい/オフラインで地雷プレイヤーに会いたくない」等のご意見が複数あり、なかには「オンラインでやるものだと考えていた」という回答も拝見しました。

https://note.com/dangobug/n/n445ada25d44d
より転載

設問:オンライン作品の参加が多い方にお伺いします。なぜ、オンライン作品の方が参加率が高いのでしょうか。当てはまるものを全て選んでください。なお、当てはまるものがない場合は「その他」を選択し、記述にて理由を教えていただけますと幸いです。【必ず回答】 (複数選択)

https://note.com/dangobug/n/n445ada25d44d
より転載
https://note.com/dangobug/n/n445ada25d44dより転載

時間や場所の制約が少ないことがオフラインの魅力であることは納得。

わたしにとってインパクトがあったのは、自由回答において「身内卓にしやすくて楽しい/オフラインで地雷プレイヤーに会いたくない」という内容の意見が複数あったことです。

マダミスは一度遊んだシナリオは二度と遊べません。
一生に一度の体験が、心ないプレイヤーによって毀損されるかもしれない。
そんなリスクは許容しがたいものです。

だったら身内や信頼できるコミュニティのなかで募集をかけて遊ぼう。
誰だってそう考えます。

あたりまえ過ぎるこの事実に、わたしは目が向いていませんでした。

地雷プレイヤーと同席するかもしれないリスクはどうするのか?
そもそも主催者のおまえが地雷ではない証拠はあるのか?

オフラインのオープン会を主催したいと考えている身なら、この問いにどう応えていくべきか思案しなくてはいけませんね。

解決は難しいだろうけど、参加者にこういう心理的ハードルがあること気がつけてよかった。

ご紹介させてもらった記事の執筆者であるUran Koikeさんは、既にnoteの更新は止めてしまったようです。残念。
ですが、めっちゃ有益な記事を残してくれていたことに心から感謝しています。

読んでくださってありがとうございました。 とても嬉しいです。