365人に、マーダーミステリーのことを聞いてみた（MMアンケ集計結果1）

ここは2020年10月に行われた「マーダーミステリーに関するアンケート」の、1報目です。他の集計結果は以下からご確認ください。
X報目：アンケート票の内容
1報目：回答者に関する集計（属性確認）
2報目：回答者に関する集計2（初プレイ時期、オンオフ比率）
3報目：人気ベスト5集計
4報目：部門別・推しベスト集計
5報目：部門別・おすすめベスト集計
6報目：遊ぶ前・遊んだ後の評価要素集計

はじめに

　2020年10月末にTwitterにて回答を募集しました「マーダーミステリーを遊んでいる皆さんにお伺いします。」について、皆様ご協力いただきありがとうございました。これから11月中に少しずつ結果を集計して発表いたします。一部、結果公表を見送ったものがあります。ご容赦いただけますと幸いです。（後述参照）

本アンケート概要
　本アンケートの実施者である小池（@Uran_Bird）は従来から、思い付いたことや興味のあることについて、アンケートを作成し、回答を集めて結果を公表する、ということをしております。今年は個人的にもマーダーミステリーイヤーだったこともあり、完全に個人の趣味でアンケートを作成し、回答を募りました。各設問に狙いはありますが、アンケートを実施することそのものに何ら狙いはありません。多くの方にご興味をいただき、回答いただきて驚いている次第です。回答のご協力、重ねて御礼申し上げます。
（これまでのアンケート：https://note.com/dangobug/n/n5a43adcec906）

【アンケートの情報】
実施媒体：Questant
全体設問数：最大30問（分岐あり）
実施期間：2020/10/15 AM1:15～2020/11/1 AM1:30（約2週間）
総アクセス数：2413アクセス
回答者総数：365名
※アクセス制限により、1人1回のみ回答受付け
※以降のN数は該当設問での回答者数であり、任意回答の設問N数は総数よりも下回ります

【お詫び】
　回答結果の公表について、当初『全結果を公開（一部は要問合せ）』としておりました。しかし、以下①と②の回答は「個人で実施しているアンケートとして、公開情報に関わる責任が取りにくい」という都合から公開困難と判断し、問い合わせの有無にかかわらず公開を中止いたします。実際に回答を募ってから分かったことであるため、何卒ご容赦ください。以下の回答以外は公表いたします。
①自由記述回答
②ワースト作品に関する回答
※ワースト作品に関する設問を設けた理由は、「評価が真っ二つに分かれている作品を把握したい」「プレイヤーの特性によって評価が真逆になったりするのか」などの興味に基づいたものです。

　以下から、分析結果を列挙していきます。分析は主に単純集計です。一部、興味が高くクロス集計などしてみた結果、面白いことが分かった場合は当該結果を公開する可能性があります（後からまとめて出す形になるかと思います。もし興味のある分析があれば、是非ご連絡ください）。
　検定などを細かい分析はしません、ご了承ください。もしご自身で分析したい場合は、問合せいただけましたら、結果を公開している範囲のExcelデータを共有することは可能です。

報告サマリー

　今回は回答者に関する集計、もとい、アンケート回答者の傾向に関する集計です。これから公開していく回答結果をご覧いただく際に、前提としてご認識いただきたい情報でもあります。
■男女比はバランスよく、30歳前後が中心である。
■住まいは東京を中心に関東圏（全体の約61%）と大阪が多数。
■プレイ作品数は約84％が100回以下、最大ボリュームは21～50回。
■マーダーミステリーの作品を発表したことがある回答者は15％程。

集計：性別・年齢

　デフォルトで伺った情報です。無回答も許容しています（すべて基本設問、必須回答：N=365）。男女比のバランスはよく、30歳前後の方からの回答が多くなりました。個人的にはプレイ人口の年齢傾向とは一致している印象です。

集計：お住まい

　こちらもデフォルトで伺った内容です（基本設問、必須回答：N=365）。非表示になっている都道府県は、回答が0件だった場所です。回答者本人からDMあるいは自由記述でご提示いただいた範囲にて、無回答の中に海外在住日本人が3名いらっしゃると分かっています。

　マーダーミステリーの専門店やマーダーミステリーの公演に力を入れているボドゲコミュニティのある県からの回答が多い印象ですが、オンライン公演もありますから、これだけで各地域のプレイ人口をうらなうのは少々危ういかもしれません。あくまで参考までに。

集計：作品プレイ数

　ざっくりと回数に階層を設けてお伺いしました（Q1、必須回答：N=365）。ボリュームは21～50回にありますが、101回以上の方57名にも回答いただきました。数えていらっしゃる方で最高値はテストプレイも含めて330回超でした。

設問：これまで何回マーダーミステリーに参加したか、教えてください。なお、オフライン・オンラインは問いません。また、「たぶんこのくらい」という回答で問題ありません。

　ちなみに、「プレイ回数が多く、全てカウントしている人ほど、作品を数えるために何らかの特徴があるかもしれない」と、回数を数える際に用いているツールなどを聞く設問がありましたが、分析しても特に大きな特徴は見られませんでした。多くの場合は『テキストアプリケーションにメモする』、『スプレッドシート/Excelにまとめる』、『アソビコネクトを利用する』でした。中には、『参加しているDiscordのオンラインサーバー数を数える』、『スケジュールを数える』という回答も複数ありました。

集計：制作経験

　プレイヤーとしてだけでなく、実際にマーダーミステリーの制作者の方が回答者にいるかの設問も設けていました（Q27、必須回答：N=365）。結果、約15％の回答者が作品公開済みの制作者でした。制作途中である場合も含めると、約41%が作品作りに取り組んでいることになります。

設問：マーダーミステリーを作ったことがありますか。最も当てはまるものをお答えください。

1報目のあとがき

　個人的な肌感覚なので間違っていたら恐縮ですが、マーダーミステリーのプレイヤー全体の傾向を相対的に表すことができている回答者構成かなと感じています。それはどうだろう？ということがあれば是非、教えてください…。
　結果をまとめるのにもそこそこの時間を要するため、ゆっくりのご報告です。「グラフとして自動で分析できるものを出せばよいのでは？」となりそうですが、変なデータがないか確認しながら進めています。あわせて、公開中止したデータが誤って流出しないように、アンケートツールのブラウザを用いた分析表示を用いずに改めて報告を作っている次第です…。分析結果に不明点があれば、遠慮なくご連絡いただければと思います。