創作意欲を駆り立てる甘さと香り。 ほんでおみゃぁさらでがりゃなるわや。Grosh "Retro Classic"
こんにちは佐藤です。
雨が続いてますね。久しぶりに除湿器の電源を入れたら「湿度78%」って表示されてビックリ。もはや水中。シュノーケル貸してください。
楽器もあるし、湿度管理はしっかりしていかないとですね。
ワシのやってるアコースティックユニットsugar baby yabの相方“ヤブさん”からもらった長靴があるので雨の中コンビニ行っても無敵。傘を差しながらの散歩も嫌いじゃない。が、好きでもない。
また少し寒くなってきたので、みなさん身体壊さないでくださいね。
さてさて、今日のテイスティングはDon Grosh “Retro Classic”。
ケースを開けてギターと初対面の瞬間はいつもドキドキしますが、特にGroshのギターはケースの高級感も手伝ってドキドキを倍増させます。今回はケースを開けた瞬間になんだかいい香りがしました。オイルの匂いか、ケースの匂いか、気のせいか。
ビジュアルも凄く美しい。ボディはSTタイプですが、これは通常よりも少しスマートで、抱えた時の身体へのフィット感は極上。
色はチャコール・フロスト。少し冷ややかなこの色の具合にも惹かれます。
これまでDon Groshのギターを何本も弾かせてもらい、その全部に言えることですが、今回もやっぱり生鳴りから本当に素晴らしい。「新品でこんな鳴るの!?」って毎回。ワシの地元、京丹後の言葉で言うと、
「おみゃぁさらでがりゃぁなるわや」ですね。
音の立ち上がりの速さと輪郭の太さが絶妙で倍音豊かな耳触りの良いスッキリとした甘さを感じます。
そしてその音一つ一つの伸びが素晴らしく、その甘いトーンから更に芳醇な香りが溢れ出してくる印象。味覚や嗅覚でもこのトーンを楽しめちゃう様な。
ケースを開けた時のいい香りはもしかしてこの香りが充満してたのかな? わおっ素敵。
このギターにはブレンダー機能も付いていて、フロントピックアップの音にリアの音をブレンドする事ができます。ここぞ!!って時にはこの機能で更にスッキリとした抜け感で芳醇な香りが口から鼻を通り、フレーズと空間を満たしてくれます。
個人的な話ですが、ワシはこの「Don Grosh」っていうヘッドのロゴが凄く好き。製作者さんの名前。この前ご紹介したNOS Retroは「Grosh」ロゴでした。
今回のデモ動画では、その“スッキリとした甘さ”と“芳醇な香り”がより引き立つ様に作ってみました。バックで鳴ってるリアでのワウギターサウンドもかなりお気に入りです。
この曲でイメージしたのは「ワイン」ですが、もっとこのギターで色んな曲作りたい。この「ワイン」に合う料理をもっとテーブルに並べたいなと。
そんな風に創作意欲も駆り立てられる素敵なギターです。
ギターについての詳細はこちらより↓