高たんぱく、植物性…いろんなヨーグルトを大調査！
最近スーパーやコンビニで並んでいるヨーグルトの数、多いと思いませんか？
次々に新商品が発売され盛り上がりを見せているヨーグルト。おなじみのプレーンタイプのほか、高たんぱくなものから植物性原料を使用したものまで多くのヨーグルトがあります。普段からヨーグルトを食べる人も多いのではないでしょうか？
今回はヨーグルトを味覚の観点から深掘りしていきます！
ヨーグルトのトレンドは？ キーワードは「健康」
ヨーグルトに関するキーワードのひとつはずばり「健康」！ ヨーグルトは乳酸菌を豊富に含み、腸内環境を整えるのに役立つ身近な発酵食品として親しまれてきました。しかし今のヨーグルトはさらなる「健康効果」が求められるようになり、健康効果を狙った機能性ヨーグルトも登場しています。
CMでもおなじみの「明治プロビオヨーグルトR-1」通称R-1（アールワン）も機能性ヨーグルトの代表的な商品です。新型コロナウイルスの感染拡大によって外出を控える動きもあり、健康意識がますます高まっていく中、手軽に摂れる機能性ヨーグルトは人気が上がっていくのではないでしょうか。
今回は、中でも「高たんぱく」と「植物性原料」に注目していきましょう！
「高たんぱくヨーグルト」
外出しなくなり運動量が減っておなか回りが大きくなってきたかも？ と、コロナ太りが気になる方は多いのではないでしょうか。高たんぱくヨーグルトが助けてくれるかもしれません！ たんぱく質が多く含まれていることで脂肪を落としつつ筋肉を落とさない、健康的なダイエットをサポートする効果が期待できます。
「植物性ヨーグルト」
大豆や豆乳、植物性ミルクなどの植物性原料を使って作られたヨーグルトは、健康だけでなく美容の面からも注目です。
例えば豆乳ヨーグルトは食物繊維も入っていながら、コレステロールが低く、さらに低糖質でカロリーも低いという特徴があります。健康にも美容にももってこいですね！
このように健康効果が期待される高たんぱくヨーグルトや植物性ヨーグルトですが、味も期待して良いのでしょうか？
プレーンヨーグルトや脂肪ゼロヨーグルトと味わいを比較してみました！
結果は…それぞれ特徴があり、使い分けができそうですよ！
いろんなヨーグルトの味比べてみた！
高たんぱくヨーグルトや植物性ヨーグルトを含む、27種類のヨーグルトの平均を基準（ゼロ）として、酸味とコク・深みのバランスを図に示します。
図を見てみると、原材料によって味わいが異なることがわかります！
牛乳などの動物性の原料を使用したヨーグルトが酸味とコク・深みが強いインパクトのある味わいになっているのに対して、アーモンドミルクなどの植物性の原料を使用したヨーグルトは酸味とコク・深みともに控えめな傾向にあることがわかります。植物性ヨーグルトは落ち着きのある優しい味になっていると言えるでしょう。
各ヨーグルト商品の味バランスは？
まずは高たんぱくヨーグルトの味わいバランスを見てみます。
「GREEK プロテインヨーグルト」、「明治TANPACT」、「オイコスナチュラルプロテイン」の３商品を比べてみました！
「GREEK プロテインヨーグルト」と「明治TANPACT」は味わいの傾向が似ていて、ともに後味にうまみが強く残るような味わいですが、酸味の強さは2商品の違いが出ています。「オイコスナチュラルプロテイン」は平均に近いバランスの取れた味わいになっており、食べやすく感じられそうです！
続いて、植物性ヨーグルトも味わいバランスを比較しましょう！
「ホリ乳業アーモンドミルクヨーグルト」、「フジッコ大豆で作ったヨーグルト」、「ソイビオ豆乳 ヨーグルト」の３商品を比較しました。
「ホリ乳業アーモンドミルクヨーグルト」と「フジッコ大豆で作ったヨーグルト」は比較的バランスが近く、後味がすっきりとしたまろやかな味わいになっています。逆に「ソイビオ豆乳 ヨーグルト」はまろやかさに加えてうまみの余韻が強くなっており、先味から後味までしっかりとした味わいになっています！
「高たんぱくヨーグルト」と「植物性ヨーグルト」がどのような味わいになっているかを、2種類のグラフで示しました。
「植物性ヨーグルト」は一般的なプレーンヨーグルトにくらべて酸味が弱いため、すっぱいものが苦手な人にも食べやすい味わいだと考えられます。
「高たんぱくヨーグルト」は一般的なヨーグルトと味わいに大きな差はありませんでした。食べ慣れた味わいにプラスの健康効果も期待できるとはすごいですね！
これからのヨーグルト
新型コロナウイルスの感染拡大もあり、健康志向の高まりや内食の需要が広がっている今、手軽に健康効果を期待できるヨーグルトはますます市場の拡大が期待できます！高級志向のヨーグルトやヨーグルトスイーツなど、ますますヨーグルトの幅は広がっていくでしょう。
これからもヨーグルト市場の動向に目が離せません。みなさんもぜひ注目してみてください！
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