見出し画像

映画「ひとくず」観てきました

疑う余地なく、心を揺さぶられる、心に残る映画でした。
 https://hitokuzu.com/
自分は、これまで虐待は身近に無かったのですが、映画ではそのシーンが物凄くリアルに描かれていて、おそらくこれが虐待の実態なんだろうと思いました。
重いですね。
虐待を受けている子どもは、自力でそこから逃れることは出来ないということと、虐待する大人、それを見て見ぬ振りをする大人の、どこにもぶつけることが出来ないイライラが募っていく様子が、まざまざと感じることが出来ました。
大人の世界も、ちょっと歯車が外れると、イライラの連鎖になることはたやすいと思います。
どこにでも起こり得る世界だと思います。

今若者LINE相談をやっていますが、今後虐待が感じられた場合に、どう対応していこうか?
改めて考えさせられました。
今日率直に感じたことは、虐待を経験した人には敵わないなあということ。
相談業務をやっていて、自分が「普通」の家庭で育ったことに負い目を感じることがあります。
経験者には敵わないなあと。
それでも、悩める子たちが毎日ひっきりなしに相談に訪れる様子を見てると、自分の出来ることはやっていこうと思います。
もしかしたら、親の側に寄り添うことで役に立てるかもしれないですね。

映画で1番心に響いたシーンは最後です。
7年前に亡くなった自分の母親を思い出しました。
なんか、もっと母親の愛情を受け入れてあげれば良かったと思いました。
ずっと避けて来たんですよね。
今からでも、受け入れようかなと思いました。

いい映画でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?