見出し画像

安藤忠雄巡りを思い立ったVol.1

お久しぶりです。

このアカウントは美術に関する内容を取り上げることが多いですが、下書きが多数あるものの完成させることができずにいました。そこでジャンルに縛られず、私の中の最新のトレンドを発信することに決めました。

そして今回は切り替えて建築関連。

美術館などの日本だけでなく世界中の建築を多く手掛ける有名建築家、安藤忠雄についてです。

出会い

出会いは私の大好きな町神戸から明石海峡大橋を渡った先にある、淡路島でした。中学生の頃に母親と淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館、隣接する百段苑、展望テラスを訪れたのです。

辺りの建造物はほとんどコンクリートの打ちっぱなし。しかもドでかくてぽっかり空いた空間が多く声が良く響く。

「なんと無機質で変化がないのだろう。」

と私は感じました。しかし歩いていたら何かがあるような気がしてそこを探索、その壁を観察したくなるんです。そして忽然と鮮やかな色を持つ芸術作品が現れたりする。

画像3

やけに入り組んだ階段を上り下りしていると水。

そこに均等に敷き詰められた無数の貝殻。

画像2
画像1

衝撃

あまりに均等に並ぶ大きな貝殻たちは飾り(本物ではない)だろうと疑うようなものでした。しかし調べてみるとそれは一枚一枚手で敷き詰められた100万枚ものホタテの貝殻。しかも北海道の水産加工場で捨てられていたものをリサイクルしたものだというのだ。

そしてなによりも、この不思議と心を惹く建造物が独学で学んだ結果だということ。

再会

安藤忠雄という名前を知らないまま高校三年生になり、ふとあの景色を思い出し再び夢舞台を訪れました。
その時期は西洋美術史に”沼”っている時期で、歴史上の建築に関心がありました。

そこで博識な大親友である同行人の口から「安藤忠雄」という名前を聞いたのです。

そして幼いころから身近な存在、兵庫県立美術館をデザインした張本人でもある。

作品を巡る

あの出会いと衝撃は「他にも彼の作品をこの目で観てみたい」という気持ちを駆り立てました。それからというもの、入れもしない建物を観るだけのためにでも多少の遠出は痛くも痒くもないのです。

そして4m×4mの家や直島でのプロジェクトなど、日常を色づける出会いが立て続けに起こります。実際に足を運ぶうちにそれらの特徴や受け取ったテーマに気づきます。

安藤忠雄の建築との思い出、そしてリアルタイムな建築巡りをこのシリーズでアウトプットしていこうと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?