見出し画像

スキルの棚卸しをやってみよう|職務経歴書

職務経験棚卸しのステップ

職務経験の棚卸しを行うことで、自分のスキルや適性、さらには仕事へのやりがいについて新たなヒントを得ることができます。これを効果的に行うためには、いくつかのポイントがありますので、順を追ってご紹介します。

ステップ1: 職務経歴書の構成を知る

まずは、自分の職務経歴を詳細に書き起こすことから始めましょう。職務経歴書は、履歴書の職歴を詳しく書いたもので、以下項目を基本的に含みます。

  • 題名: 職務経歴書

  • 日付: 現在の日付を記入

  • 氏名: 自分の名前を明記

次に、職務経歴書の内容として以下の情報を記載します。

  1. 職務要約: 職務経歴書全体を書き終えた後に、5行程度で要約を作成します。

  2. 経歴: 一般的には時系列で記載しますが、職種や転職回数に応じてレイアウトを工夫します。

    • 会社名・部署名・職位

    • 入社年月~退職年月

    • 担当業務: 数字や成果で示す具体的な内容を書きます。

  3. 取得資格・実習・研修履歴: これまでの実績を記載します。

  4. 自己PR: 自分の強みや意欲を伝える部分です。応募先が求める経歴やスキルを意識して書くと効果的です。

ステップ2: 職務経歴ー担当業務の書き出し

まず、日々の業務内容を思い出し、思いつく限り箇条書きで書き出します。「~~作業・処理」「~~管理」「~~設計」「~~作成」「~~対応」「~~改善」「~~企画」「~~分析」という言葉で考えると分かりやすいかもしれませんね。書き出しが終わったら、具体的なエピソードを振り返りましょう。例えば、工夫した点や大切にしていた想い、新しい価値観を得た経験などです。これらのエピソードは自己PRや面接トークとして活用できます。

ステップ3: 仕上げの段階とレイアウト

担当業務の書き出しが終わったら、次に進む順序は「取得資格・実習・研修履歴」→「職務要約」→「自己PR」→「レイアウトの調整」です。この順番で進めることで、全体のバランスがとれた職務経歴書が完成します。

★ポータブルスキルを活用しよう★

最後に、自分の強みを明確にするために「ポータブルスキル」の考え方を活用してみましょう。ポータブルスキルとは、どの職種でも横断的に、汎用的に活用できるビジネススキル(職務遂行能力)のことです。具体的には、以下のようなスキルが含まれます。

  • 仕事のし方: 成果・効率を上げるための工夫していること、発揮できること

  • 人との関わり方: 上司や社外、社内の人々とのコミュニケーションの取り方

たとえば、情報収集力、交渉力、統合力、タイムマネジメント、ストレスコントロール、人的ネットワーク構築、部下育成、プレゼンテーション、ファシリテーション、リスクマネジメントなどがポータブルスキルとして挙げられます。経歴で書き出した担当業務の詳細やエピソードを参考に、自分が得意だと思えることを、自己PRに反映させましょう。
(得意とはすごく頑張らなくてもできること、苦に思わないことです。どんなものでも言葉で言い換えることができます。「AIにポータブルスキルを50個挙げて」と聞いてみてください。ぴったりな単語、近しい単語が見つけられるかもしれません。)

職務経験の棚卸しは、自分のキャリアを見つめ直し、次のステップに進むための大切な作業です。ぜひ、この記事を参考に進めてみてください。

厚労省肝煎りの『マイジョブ・カード』はワークシートとして使い勝手がよくお薦めです。
https://www.job-card.mhlw.go.jp/guidance

【宣伝】
職務経歴書作成サポートはじめました。
AIツールの活用方法などもご紹介します!

キャリア相談の無料体験も受け付けております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?