没落貴族の下克上は止められない―。
こんにちは。
先日…というか先月か、アカデミー賞授賞式がありましたね。
たまたまというか映画休暇にしてたのでぼちぼちリアタイしてましたのよ…
まあなぜなら推しのエマ・ストーン様が「哀れなるものたち」で主演女優賞にノミネートされてたのでね。
これは受賞の瞬間をこの目に焼き付けねば……
という謎の使命感に駆られ珍しく早起きしてましたわ(^_^;)
結果、見事2度目の主演女優賞受賞に嬉しさが止まらないッ☆私でしたとさ🤭
そんなエマ・ストーンが出演している作品で個人的に好きな作品のひとつでもあるのが
「女王陛下のお気に入り」
こちらの作品、とにかく刺さる部分が多いんですよ個人的に。
まあ何が"刺さる"のかをちょっとだけ突っ込んで紹介していきたいと思います。
『女王陛下のお気に入り』
2018年/イギリス・アイルランド・アメリカ
女王陛下のお気に入りは2018年公開の歴史コメディ映画。
監督はヨルゴン・ランティモス、「哀れなるものたち」の監督ですね!
そして主演はオリヴィア・コールマン。
18世紀初頭のイングランドを舞台に女王陛下の寵愛を巡って没落貴族と女王の幼なじみ、マブダチ、好きすぎてキレそうなくらい親密な侍女の2人がもうバチバチに喧嘩しちゃう、何だかイギリス版大奥とか言えばいいのでしょうか…?
一応実在した人物なのでイギリス史って面白いなと思いました。
【あらすじ】
18世紀初頭のイングランドで、病弱なアン女王を操って宮廷での実権を握る女官長サラ。そんなある日、彼女の従妹アビゲイルが召し使いとして宮廷で働き始める。やがてアビゲイルはサラの知らない間に女王と親密な仲になり、次第に野心を膨らませていく。
作品の世界観にきっとやられるはず。
この作品内容も面白いけど18世紀イングランドの世界観にとにかく惹き込まれます。
建物、衣装、空気……とても芸術性が高いところがいいんですよ…!
美術館で絵を鑑賞しているような気分がしませんか?
この雰囲気はイギリスの映画監督であり、奇才とか言われるピーター・グリーナウェイの「英国式庭園殺人事件」に触発された感じが伺えますね。
やっぱり下剋上しちゃうエマ・ストーンがいいんだよ…
この映画は一応イギリス史をもとにした作品なので登場人物も実在した人物なのですが、
エマ・ストーン演じるアビゲイルがもう良いキャラしすぎていて一応女王陛下が主演みたいなものだけど、物語の主軸はほとんどアビゲイルの視点で動きます。
物語の冒頭は没落貴族のアビゲイルが宮廷で使用人として働くところから始まります。
まあ使用人なので扱いは酷いものです。
(嫌がらせとか日常茶飯事という感じ)
「えっ、私元々貴族なんだけど……」
という感じがアビゲイルの表情から伺えます😓
転機は突然やってきた…!
没落貴族アビゲイルはある日、女王が痛風で足を痛めている現場を目撃します。
そんな女王を見て森へ向かうアビゲイル…
そうです、薬草を作るのです。
この出来事をきっかけに女王はアビゲイルに目をつけるようになります。
ここからアビゲイルの下克上劇は始まるのです……
女って所詮はめんどくさい生き物
ひたすら女同士のバチバチなシーンが続く本作品。
まあ女ってめんどくさい生き物だということを嫌なくらい教えてくれます。
女同士の揉め事ってね、本当にめんどくさいんだ…
言葉で喧嘩するよりも嫌がらせで攻めるタイプがこの作品のバトルスタイルですね🤔
世の男性諸君はこれ見て学んだ方がいいかもしれませんね…
これがたぶん貴族の遊びなんだと思うけどやたらカッコよく見えて仕方がなかった…
ヨーロッパ貴族に興味関心がある人には惹き付けられるものが多い作品
「女王陛下のお気に入り」はドロドロの人間ドラマがメインの映画ですが、やはり美術的な観点でも完成度がとても高いと思います。
お茶を飲みながらでも楽しめるのではないでしょうか?
個人的にこのエマ・ストーンのドレスは素敵すぎる⬇️
また同じような雰囲気の作品を楽しみたい方はピーター・グリーナウェイ作品を観るとさらに楽しめるかと思います。
主には…
・ZOO
・数に溺れて
・英国式庭園殺人事件
・プロスペローの本
などなど…
尚、上記4作品は全国のミニシアター等で期間限定上映するみたいですね!
私は英国式庭園殺人事件観に行きます😆
詳細はコチラ👇
また、「女王陛下のお気に入り」はこちらでご覧になれます。
・Netflix
・ディズニープラス
・Amazonプライム・ビデオ
映像美を体感して欲しいです!
ここまでご覧頂きありがとうございました☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?