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「ひとり作戦会議」のやりかたを教えます

ちょっと前に、SUNABACOさんで「なんでも作戦会議」をやるというのがありました。で、その際に私も久しぶりに「ひとり作戦会議」をやりました。

私がよくやるやり方(通常時)


A3用紙1枚に思いつくままに、やりたいこと、やらなければならないこと、今目の前で早急に手がけるべきこと、先々こうなったらいいな、みたいなものをとにかく書き出すいう方法です。

準備するのはA3用紙・ペン・それだけ。
A3用紙は別にA3でなくても構わないのですが、とにかく全部書き出しますのでなるべく広い紙がいいな!ってだけのことです。つまりご自身が書きやすいと思う紙で大丈夫です。

ペンは何色でも構いません。私はジャンル分けや重要度・緊急度などを明確にするため2色~3色くらいが多いですね。

書き方は自由です。私はマインドマップ的に用紙全体に拡がっていくようなスタイルで書きます。
ただ、私はマインドマップと違い、装飾とかはしません。
可愛いとかカッコいいとかを求めていないので。
自分がノリノリで書き出せるやり方ならばなんだってOKだと思います。(私はマインドマップの構造、物事が連動してシナジーが発生することを把握したいのであって、木の幹や枝葉のイラストを書きたいわけじゃない、が本家本流では必ず樹木を書きます)

よく知られた話なのですが、仕事が行き詰ったときは抱えている仕事を全て箇条書きで紙に書き出すと優先順位がわかりやすくなる、というライフハックがあります。
それを応用して公私全てに渡って書き出すのがこの手法です。

で、この作業は基本的にはカフェでやっています。
あと、ルールは絶対にひとり。
カフェでコーヒーと甘味をオーダーして、座席をお借りして「ひとり作戦会議」のみの時間にする。
この時間は、よほど火急の用事でなければ電話やメール、LINE等も排します。
なんといいますか非常に重要な会議で、自分自身の為だけに使う時間と空間だぞってことを自分に認識させるためです。

期間をどのくらいのスパンで書くか


これはその時その時で変わります。ノールールなので自分が整理したい内容の時間軸で捉えるといいでしょう。
ちなみに私の場合は「ひとり作戦会議」をするタイミングって公私に様々なタスクやスケジュールが出てきて収拾がつかないので、全部書き出していくとだいたい半年先くらいまでのボリュームのタスクや計画がアウトプットされます。
そういう意味では、1年とか3年とかの中長期でのビジョンを考えたい場合は、そういう期間のことを考えるんだぞっていう意識はしてから取組んだ方がいいかもしれません。
今月の諸支払を整理する頭と中長期計画を立てる頭って、同時進行は難しいんじゃない?と私は個人的には思っています。(もちろんそれぞれは相互に連動しますが)

ひとり作戦会議をする効能


こんがらがった電源コンセント、ケーブルがスッキリするような感じですかね。
脳みその中に言語化、視覚化されていないまま格納されている考えや気になっていることが全て書き出されるので、基本的には目の前に書きあがったもの以外のタスクやスケジュールはその時点ではない、ということになります。頭の中が本当にクリアになりますよ。

「ひとり作戦会議」で吐き出されたペーパーは、今すぐから着手していくようなものからちょっと先のスケジュール等までが網羅されています。
ここにビジュアル化されたものを着手、消化していくことで自分が望むような未来が実現していきます。
達成率・消化率は私の体感では50%は超えてきます。
あと、その時は問題視して課題やタスクとして書き出したものの中から状況が変わって「もうやらなくていい・欲しくなくなった」項目も出てきますね。これは私の体感だと20%くらいです。

自分のためだけに時間を確保して、誰からも邪魔されずにカフェでコーヒーとケーキを堪能しながら、お気に入りの筆記具でものを書くというイベントです。
謎の達成感、自己肯定感の向上がついてきます。今もやもやしている人にぜひおススメしたいです。

パソコンやスマホ、タブレットを使うのはどうか


今は手書きで2時間近い時間、紙に向き合うことってほとんどの人はやらないんじゃないかと思われます。
私も何度かデジタルデバイスで「ひとり作戦会議」をやりましたが、あまりお勧めできません。同じことをやるにしても、手書きですと筆記でしか感じられない紙の上を筆記具が走る感覚があります。また、自分の手書きなので、自分自身の文字です。
この組み合わせが意識や記憶の定着に繋がっているのではないかと、私は個人的には考えています。

要は自分自身に意識付けをする、脳内を整理すること(その後、タスクやスケジュールの準備に着手すること)が目的なので、デジタルデバイスでも大丈夫な方はそれで試してみるのも悪くはありません。


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