見出し画像

会社組織でのことは所詮は他人軸に過ぎない

2月1日に自分でこんな書き残しをしていた。

-----------------------------------------

たとえ、1カ月後にどんな未来が待ち受けていようとも

俺は俺ができること、やらなければならないことを1か月分進めていくだけだ。
その先に新しい未来は必ずあるんだけど。
そこを思い悩んでも仕方がないじゃないか。

-----------------------------------------

弊社は3月1日に人事異動内示が出る。

昇進試験や人事異動について気になって仕方がない


過日、上司の机の上にポンと置かれていた「**試験選考について」っていう資料の表紙を見てハッとした(もちろん、中は見れない)。


見せないか

俺、相当結果を気にしている。

この時期になると、管理職たちは会議室をあちらこちら使ってクローズドでの会議が連発する。立ち話でのひそひそ話も頻発する。

(大事なことは会議そのもの以前に、会議前後に手早く交わされている打合わせにこそあるというのが本当によくわかる光景。代表的なところでは国会答弁なんかもそうだよね。)

それが何を意味しているのかは、私も組織人だからわかる。
わかればわかるほど気持ちも乱れるし、その中で交わされる情報なぞ凡そロクでもないのだけど、わかってしまう。

今は本部にお世話になっているので、例年にも増して、ずっとこんな調子。
弊社の場合は人事異動内示が3/1に公開されるのが常なので、逆算して何度も人事に関する会議がある。今頃はもうだいたい決まりつつあるということ。

この時期の風物詩だ。

昇進試験について振り返る


昇進試験の結果については、「選考」って名称になっていたので、全員を上げるって話ではない。そうすると、あの試験内容であれば、なかなかな激戦・死闘になったんじゃないかなという気はする。

それぞれが最も得意とする分野ではガッチリ点を獲っただろう。
しかし反面、業務で携わらない部分などは点が取れるはずがないだろ、というべき内容だった。

試験内容はざっと以下の通り。

現在の最低賃金の話
インボイス制度について(複数問あった)
青色申告制度について(いつまでに青色申告届を提出するかなど)
特別扶養について(2問あった)
消費税申告期限について(いつまでに簡易の申請をするのか等)
情報セキュリティに関する問題
理事会で何を決めるか、規約、規程…等(会社法・商法の問題)
労働保険事務組合、雇用保険、労働保険に関する手続きの話(数問あった)
中小企業・小規模事業者の分類基準
商工会法・小規模基本法などの法整備関係、成り立ちとそれに紐づいた制度の問題
財務問題(BS、PL)
金融の一本化やリスケの呼び方と内容を照合させるの問題

など。覚えているだけでもこれだけは確実に。

まぁ難しかったよね。二択には絞れても結局どっちかに悩むことが多かった。
ボリュームは時間ギリギリで、最後は思い切って択を切ってなんとかなるような問題だった。

でもね。どれもどこかで見聞きしたり斜め読みしたことがあるような情報ばかりだった。
「あれくらいはしっかり勉強して情報収集しておかなきゃいけなかったんじゃないの?」って気はしている。

私達の仕事は外野からは結構揶揄されるものだけど、プロフェッショナルの視点からすると些末な問題ではあっても、根拠法や実施要綱を前提にして適切なレスポンスを返さなければならない。「昇進するかどうかは別として、勉強が足りんよ」とは痛切に感じた。
些末な問題だからこそ、しっかり抑えておいて「そんな木っ端の論点は完全把握ですが何か?」くらいでなければ一流ではないだろう。

また、8カ月の休職期間と、その前2年間の嫌な職場環境、その前年のパワハラ被害と遡ると、私自身少なくとも数年間にわたってタイムアタック制の試験を受けていなかったことがわかった。
ペーパーテストなんていうのは、競技であり自身の能力を錆びないようにするための手段の1つでしかないが、それにしてもあまりにも試験から離れすぎていたことがわかった。
この点も意識して改善していくこととする。

昇進しなかった場合について


凄い人数が昇進試験を受けていたので割と全パスに近いのかなと思ったりもしたが、「選考」と書かれた以上は「選考されない」人も出てくるわけだ。

もし、昇進しなかったら。
私の事だから、昇進しなかったという結果だけを見て、ひとしきりドン底に落ち込むことは容易に想像がつく。だから今、悔し紛れにならないようにしっかりと明記しておく。

昇進しようがしなかろうが、所詮大した問題はないのだ。

大事なのは昇進しなかったことよりも、昇進試験があるとわかっていなから、前日まで休暇を取れず(とらず)、しかも試験対策用に取った有給休暇の1日も思ったよりも有効活用はできずに過ごしたことのほうだ。

つまり何かというと「大事な場面に際して、火事場のクソ力が相当衰えているよ?」っていうこと。本番にだけはやたら強かったのが私の持ち味なのだが、これをメンタルを病んでしまった前までは戻さない限り、今後の発展はない。

話ひっくり返すことになるが、そもそも、有給休暇を1日取らなければならないところまで追い込まれているのがおかしな話で。日頃からの不勉強が祟ってのことだというのは根本的に見直すべき弱点だろう。

「職員として当然これくらいは知っているよね」と出された試験内容をイージーに処理できなかった今の自分の実力を恥じるべきである。
情報収集のソースがネットに完全に振れてしまっているのは良くないと思うよ。長い文章を読んでいないというのは、こんな時に底力の差が出る。


やっぱり新聞読むかな

ダメならダメでいい。今回は自分の番じゃなかったってだけだ。
次、きっちり勝つだけだ。

そもそも、正式復帰早々に「昇進するかどうか」の対象になること自体がおかしい


タイトルの通りで。
自分でもそれでちょっと悩んだくらいだから。

うつ病で8か月間の長期休職をした。
その前の2年間は、ロクな仕事ができなかった。この期間なんか無価値と思っていい。
さらにその前は、パワハラによって散々な1年になった。もらい事故で大破したようなものだ。

自分の中では直近の4年間がこれで昇進するっていうのは全然納得がいかなかった。
今の肩書になってから、ほとんど正常な状態では仕事をしていないじゃないか。
せめて、1年間、本当にちゃんと仕事を切り盛りしてからこそ、昇進の対象となるべきである。

あと「選考」と書いてある。ペーパーテストの結果だけでは決まらないのだろう。
年次や経験、少なくとも直近でどんな仕事ぶりだったかなどは審査の対象になったと考えるのが自然だ。

その場合、今の私に点数なんか付くか???
ただのメンヘラでしょう。
皆が頑張って仕事に行っている間、病気だから仕方がないとはいえ、終日寝ていたような男に点数が付くとでも思ったか?

だから、仮に選考にパスするからにはね、ペーパーテストは100点取っている必要があったと思う。

昇進するかどうかは会社組織という他人軸の話に過ぎない


昇進したからといって何も偉くないし、昇進しなかったからといって別にダメージが加算されるわけではない。

その〇×は会社組織という誰でもないモノが決めることである。
実態としては人事異動内示の全体図を決めるのに特定の偉い人のご意向が非常に影響力があることも確かなのだが、それとて、個人の思うがままになるというわけではない。
人と人、異動ということは物理的な場所も変わるわけで、様々なNGが個々人にあったりするから偉い人が紙の上だけで決められるものでもない。

会社組織が決めるっていうのは、そういうことだ。
会社組織という手に負えない規模の何かが、僕らの人事異動も昇進するしないも決めている。

その結果によって私自身の能力や価値は左右されない。自分軸は完全に別のところにあるからだ。

不幸中の幸いというか、瓢箪から駒というか、今の私は長期間の休職を経て正常復帰まで漕ぎ着けている。

期中の中途半端な時期に復帰したから、大した仕事は担当していない。
通常時に比べて明らかに負荷はかかっていない中で、メンタルの状態に気を配りながら出勤している振りをしているようなものだ。

そのことに、引け目を感じないわけではないが…そうして飼うことにしたのを決めたのは会社組織であって、私ではない。嫌な言い方をしたが、会社としても、ある程度の年数働いた(頭数として計算に入れられる)職員をパワハラによるメンタル崩壊でダメにしてしまうのは避けたいところだろう。

だから、人事や昇進や異動やらっていうのは私の預かり知らぬ話であって、ご勝手にしてもらえばいいだけのことだ。

今の私は、激動する時代の中で、あと20年~30年程をどう動いて、どうサバイバルしていくのか、息子が生きていけるようにするためにどうすればいいのか、という自分軸の話に凄くウェイトを置いている。

会社組織なんて、自分軸をうまくいかせるための手段に過ぎない。目的はソレじゃない。

短期的には、本業のことよりAIのことが今は気になっているのが正直なところなんだ。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?