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ちいさなくるま

私は、成人男性の平均よりだいぶ背が低いので、持ち物も自然と小さなものが多くなる。
腕時計は、ダイヤルがいっぱい付いた文字盤40mmのものなんて着けようものなら時計が歩いているみたいになってしまうので、小さくてシンプルなもの。鞄も、仕事の鞄は仕方がないが、それ以外は小さいものを使う。

車もまた、小さい。
今は、ホンダのN-ONEという愛くるしい形をした車に乗っている。

公式情報ページに掲載されているのはモデルチェンジ後のものだが、私の愛車はモデルチェンジ前のもの。

かつてのN360を彷彿とさせるデザインという触れ込みだったが、その愛らしさに一目惚れして購入。

デザインもさることながら、そのサイズ感がとても良い。自分の体の小ささに見合った、ちょうど良い大きさなのだ。
ヘッドライトが盛り上がっているので、運転席からその部分の膨らみが視認できて、見通しも良い。
そして、排気量は660ccながら、ターボエンジンなので意外とキビキビと走る。

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昨日、Kさんとお会いして、お話をさせていただいた。

銀座の街をKさんと歩く道すがら、大通りを走る黒塗りの大型高級車の話になった。聞けば、5,000ccなんていうものすごい排気量の車もあるらしい。

私自身は上記の通り小さな愛車で満足しているので、大きくてマッチョな車とは恐らく縁がない。そもそも、アクセルに足が届くかどうかも怪しい。

もしかしたら、そういう車に憧れる時期もあったかもしれない。だが、不思議と今となっては「身の丈にあった」感に満足するようになった。
もしくは、背伸びをしようとするのに疲れてしまったのかもしれない。

そんなわけで今の私は、結構自然体で生きているんだな、などと柄にもなく思った次第なのだ。
思い返せばあまり良いこともなかった20歳代だったが、30歳になって急に楽しくなってきた。Kさんを始め、素敵な方々と知り合う機会に恵まれるようにもなった。

自分に正直に生きると、力が抜けて身体が軽くなる分、いろんな方のところに飛んでいけるのかもしれない。

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