MUJIな無印

しばらくぶりに無印良品に行った。なんだかふと、無印良品のノートを買おうと思ったのだ。

物心ついた時には既にかなりメジャーになっていた無印良品。あれよあれよという間にグローバル展開していき、気づけば「MUJI」ロゴが日本に逆輸入されたような形になっていた、ということまでは見知っていた。

だが、今日買ったノートを見てちょっと驚いた。というのも、商品ラベルが多言語表記なのだ。


こうしておけば、販売する言語圏が変わってもラベルを貼り替える必要がない。なんとも合理的。言語と通貨のお勉強にもなって楽しい。

※ ※ ※

「ブランド的な価値観を廃したはずのものが、結局MUJIというブランドになっている」と揶揄する声も聞いたことがあるが、無印良品の製品の佇まいは私にとって心地良い。

何種類かノートを見繕い、ついでにボールペンも購入。無印のゲルインキボールペン、昔気に入って使っていたが、いつの間にか縁遠くなってしまっていた。

素敵な藍色のインクのものを見つけたのでそれを買い求める。
万年筆に憧れて低価格なものを買ってみるも、どうも使いこなせなかった私だが、黒ではなくこだわりの色のインクを使って文字を書きたいと思っていたのだ。

家に帰ってさっそく買ってきたノートに試し書き。
先日ここで取り上げた『舌尖上的中国』という中国の料理に関するテレビ番組の第4回に、ちょうど書き記しておきたい言葉が出てきた。
書いたノートの写真を…とも思ったが、皆さんの心を不安にさせるような文字なので遠慮しておくことにする。代わりに、タイプしておこう。

塩の味わい 山の味わい
風の味わい 雲の味わい
時間がもたらす味わい
人情の味わい

これらの味わいは
長い時の流れの中で
故郷やそこに暮らす人々の
勤勉さや忍耐強さ そして信念と
混じり合って 1つになる

口や舌のみならず
心まで魅了されるのだ

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