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食堂で素敵なお姉様に出会ったはなし

ちょっとだけ自己紹介…

生まれ育った町はその当時の新興住宅地で周りはほとんど同時期に建てられたマンションば かり... 近くに新しい小学校も建設されて、一軒家に住んでいるクラスメイトの方が少数派の環境で育ったので、入社当時は驚きの連続でした。

ショールームに来場されたお客様の中にも、段差解消機タスカル「りふと」150 cmの高さのデモ機を見て、「嘘!こんな大きい段差なんてないよね!」と驚かれる方がいらっしゃいますが、マンション育ちの私も「こんな大きな段差?こんな大きい機械が家に!?」と思ったわけです。

とある休日、食堂で…

さて、休みの日にとある市場の食堂に行ったのですが、市場直送の新鮮な食材をつかった料理が美味しいのはもちろん、そこでキビキビと働くお姉さま方にがっちり心をつかまれてしまいました。

広い食堂の中を3〜4人のフォーメーションでお皿を下げたり、新規のお客様を案内したりするのですが、観光客も、小さい赤ちゃん連れのご家族も、腰が曲がったご夫婦も、ランニング帰りらしきランナーも、車いすユーザーの若者が来ても全く同じ対応でした。

観光客にはさりげなくスーツケースを預かってくれたり、赤ちゃん連れにはさっと取り分け用のお皿やカラトリーを出し、車いすの若者が背もたれに掛けたリュックから荷物を取ろうとするとさっとお手伝いしたりするのがとてもナチュラルなんです。

子連れの外食の経験がある身としては、忙しそうなお店の方に「子どもの用の食器セットをお願いします」とはなかなか言いづらい経験もありますし、ちょっと歩き始めるとベビーカーどこに置こう?とうろうろ...なんてこともよくあることです。
それをお店の方がさっとフォローしてくれるのはうれしいですよね!

バリアフリーってなんだろう?

「バリアフリーなお店ですね」と言ったらきっと「バリアフリー?なにそれ?」くらい言われてしまいそうな感じで、 誰に対してもナチュラルでオープンな素敵な方々が働いている食堂なのでした。

「心のバリアフリー」という言葉もよく聞きますが、すでにそこにバリアがあるような気がしていました。

食堂で出会った素敵なお姉さま方のような“ナチュラル”バリアフリーな人になりたいと思った休日でした。