今後のカードゲーム業界はオワコンなのか 東京蒲田 カードショップ プラモ屋 TAKCHAN店長のnote

自分は東京の蒲田でお店をやっているものです。

トレーディングカードゲームやミニチュアゲームを取り扱っているお店です。

現在2020年9月で、今年、ウィルスの影響で大打撃を受けている最中、今後のカードゲーム業界について業界人、ユーザーともに心配しているようです。

特に自分がやっているお店など、一般的なカードショップというのは人を集めてデュエルスペースに多くの人を滞在させて、そこから何人かが買い物をするというビジネス業態でした。

現在はだいぶ外出規制もやわらいできたようですが、たくさんのカード専門店がお店を閉めるということもここ数か月でありました。

そんな中、遊戯王やポケモンカードゲーム、デュエルマスターズなどが含まれる日本のカードゲーム業界は衰退していくのか?ぶっちゃけオワコンなのか?という話をしようと思います。

結論から言うと、自分の考えではコロナ関係なく、元々、終わりに向かっていたと考えております。

日本では少子高齢化によって子供が少なくなっているため、カードゲームで遊ぶ子供の絶対数が少なくなってきてます。

その子供達の多くは高校生くらいで一度カードゲームから離れるのですが、20代くらいになったときに子供のころの思い出を思い出し、再びカードゲーマーとなり、子供のころできなかった重課金プレイをするという流れがあるのですが、その子供たちの数が減り続けているという事実があります。

少子化というジャブを受け続けていた中、コロナというボディブローを受けたという印象です。

余談になりますが、当店で扱っていたバディファイトというカードゲームがあったのですが、今年サービスを終了しました。これはバディファイトを始めた小学3-4年生たちが成長し、5年くらい経ち、高校生くらいになるとやめる動きが強まるわけですが、そのちょうど5年で終了したわけです。やめるユーザーに対して新規ユーザーを生み出せなかったといえます。

そんな中、このウィルス問題が起きる前からこういう動きがありました。

大人のカードゲーマーに遊んでもらう環境作りです。

カードゲームバー、カードゲームカフェなどが出来た背景には、子供が減っていく中で、大人のカードゲーマーに末永く楽しんでもらおうという考えがあったかと思います。

この方向性の大人ウェルカムな仕様の業態は増えるかもしれません。

しかし、それでも、40代でカードゲーム続けている人はかなりの少数派に感じますし、更に年を重ねれば老眼で小さい文字が見えなくなり、カードゲームできなくなります。(テキストが短く大きいポケカは子供向けでもあり、大人向けともいえるかもしれませんね。)

カードゲーム業界はしばらくの間、10年くらいは、大人向けの市場で耐えるかと思います。そして、今はカードゲームをやらなくなった小学生が10年後、20代になりカードゲームをやるかというとかなり怪しいです。ここらのタイミングでポッカリ穴があくような形で、オッサンだけがカードゲームをやっているという状況が起こりうるかと思います。そのオッサン達が老眼になっていくタイミングでカードゲーム業界オワコンとなるでしょう。

ちなみにウチで扱っているプラモデル業界は若いユーザーが増えてきています。しかもこのコロナ化でひっそりと需要を伸ばしています。

かつてはカードゲーム業界はこのままだとプラモデル業界のように廃れてしまうというような言われ方をしてたのですがw

ということで、カードゲーム業界はオワコンに向かっているという話なんですが、これはあくまでも、日本国内の話でなおかつ、これから何の革新もなかったらこうなるよという話です。

この推測を覆す革新があれば良いんです!自分はまったく思いつきませんけど、きっとすごい人がすごいことを考えてくれると信じています。

またポケモンや遊戯王など世界的に受け入れられているカードゲームは海外の売上があるので、日本で落ち込んでもどうということはないでしょう。メーカーに限らず、カードゲーム関係の事業をやるなら海外は意識した方が良いことは間違いないです。

ユーチューブの動画でも
ほぼ同じことをお話しました。
よろしければ見てみてください。

https://youtu.be/kAxBV8MB4jg

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