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9/2で27歳なので、年相応に思うこと。

30歳になれば勝手に死ぬと思ってた。

と同じような意味で、

27歳になれば勝手に菅野美穂になると思ってた。

27歳直前にふと思う。

同い年の女子友には何度か話している内容にはなるが、私は27歳になれば勝手に菅野美穂とか篠原涼子とか江角マキコとかになれると思ってた。

マセた子供をしてた小学校低学年の時にバリキャリ役を多くしてた女優達。バリキャリってなんだか27歳なイメージがあって、そうなれると思っていた。勝手に。

現実は大きく違いバリキャリは程遠く、遠くなってしまった。適当に今日も派遣社員をしている。
私服・髪色自由で、シフト制。でも社会保険はあります。

27歳、なんだか微妙な年齢なのに節目に感じてしまう。中高生の頃夢見た結婚する年齢が27歳であったからなのかと思う。
大卒で就職して、27歳くらいになったら仕事も落ち着いて、1人目産んで、29歳で2人目産んで。

20代のうちに産めば育児が楽だし〜とか、参観日に若い母親だと子供的に嬉しい、とか。

大学卒業するくらいの歳から27歳に向けて当時の友達とかパートナーとそんな話を完璧な話をずっとしていたな、と。

固定観念だなぁ。前時代的と言われても、なんだかんだ結局踏襲してしまうものだなと。
新しい思想も理想も踏み込む恐れが勝ってしまうのだから。
ただ、世に溢れる多様性のお話は少しずつ私たちの固定観念をなだらかにしてくれていると思う。

だけどまだ、固定観念の枠に当てはまれない自分に恐怖してしまうような事もある。

あ、でもそこまで恐怖してないかも。今書いてて思ったわ。
23、24、25、そして26の前半戦くらいまでは基本的に焦燥していたはずなのに。

そういうテーマで書いてみよ、ってところで言ってみてるだけか。

27歳直前にしてどっしりと構えられている、きがする。脂が乗ったのかもしれない。

多分これは幸せなんだろな。
満員電車に揺られながら仕事に向かって、職場の鬱屈な人間関係と仕事内容に軽めの辟易して、それの繰り返しをしている。だる〜って言いながら健康に日々生きてる。
お腹はめちゃめちゃ減るからめちゃめちゃご飯食べちゃうし、お酒も飲んじゃう。同じ時間にうとうとして、寝て、起きて、繰り返し。

割と自分に合ってて、そんなに悪くなくて、生きている実感と生きていく覚悟のどちらもいつのまにか得ていたのだろう。

30歳になったら勝手に死ぬと思ってた例の感慨もどこかへ消えたらしい。たまに顔出しては来るけど。別にそれは、癖みたいなものだ。

縦の糸はあなた、横の糸は私なんてよく言ったもので。

織りなのか、折なのか、澱なのか。いかんせん、生きていくためにはつけないといけない。着いて回る、憑かれてしまった。疲れてしまった。おり合い。

おりなされた30手前という概念を自分なりに綺麗に纏って、脂の乗った27歳をまずは迎えてやるってものです。

誕生日まで1ヶ月を切りました。

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